平成29年度 シラバス
授業科目
卒業研究
担当教員
電気情報工学科全教員
開講期
通年
科目番号
121512
対象学年・学科・コース
5年 電気情報工学科
単位区分
必修
単位数
12単位
授業概要・授業方針
 研究内容は、高専5年間の集大成にふさわしいものとする。これまでに修得してきた専門知識と実験技術を基礎として、与えられたテーマについて、問題点の発掘から解決まで自主的に取組み研究を行う。基本的な研究の推進力、発想力、設計製作能力、日程管理能力、協調作業能力および得られた成果を説明する能力を身につけることを目的とする。
到達目標
  1. 日々の作業・活動を記録し学習を蓄積していく習慣が身に付いていること。
  2. 与えられた課題に対して、その解決のために必要な情報を収集できること。
  3. 与えられた課題に対する自分なりの解決策を提案できること。
  4. 与えられた課題に対する解決案を実行できること。
  5. 研究活動の内容およびその成果について他人に分かりやすく説明できること。
  6. 研究活動の内容およびその成果について報告書にまとめることができること。
教科書
なし
参考書
過去の卒業論文、各種書籍、各種論文文献など
授業要目
 1)希望するテーマに関する研究内容の理解度や熱意に基づき指導教員を決定する。 
2)作業ノートを準備し、毎回の作業内容、検討内容や結論および次回の検討課題を書く。
3)作業ノートをもとに指導教員の助言を受けながら、計画的に目標を達成して行く。
4)理解を深めるためと説明能力を身につけるため、年に2回クラス全体での発表会を行う。  
研究分野:
1)電子回路の分野 2)メカトロニクスの分野 3)パワーエレクトロニクスの分野
4)通信工学の分野 5)医用工学の分野 6)情報工学の分野 7)電力の分野
8)計測工学の分野 9)半導体工学の分野
・前期:
1   ガイダンスと配属の決定
2-14 研究テーマに関する演習・設計製作・ゼミ・試問
15  中間発表会
・後期:
1-13 研究テーマに関する演習・設計製作・ゼミ・試問
14  最終発表会
15  発表会で指摘された問題点の解決、報告書の完成
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 日々の作業・活動を作業ノートや日誌等に記録し、考察を加えて整理できる。 日々の作業・活動を作業ノートや日誌等に記録することができる。 日々の作業・活動を作業ノートや日誌等に記録することができない。 A・B・C
2 課題を解決するために必要な情報を収集し、内容を理解するとともに、それに対する自らの考察をまとめることができる。 課題を解決するために必要な情報を収集し、内容を理解できる。 課題を解決するために必要な情報を収集できない。または収集した情報の内容を理解できない。 A・B・C
3 与えられた課題に対する解決策を、論理的かつ具体的手順を含めて提案することができる。 与えられた課題に対する解決策を提案できる。 与えられた課題に対する解決策を提案できない。 A・B・C
4 与えられた課題に対する解決案を、自ら試行錯誤を経ながら実行できる。 与えられた課題に対する解決案を実行できる 与えられた課題に対する解決案を実行できない A・B・C
5 研究成果を口頭で発表し、討論において論理立てた説明ができる。 研究成果を口頭で発表し、討論において受け答えができる。 研究成果を口頭で発表できるが、討論において受け答えができない。 A・B・C
6 研究成果について、図表などを用いて、論理立てた記述により報告書にまとめることができる。 研究成果について、図表などを用いて報告書にまとめることができる。 研究成果について、図表などを用いて報告書にまとめることができない。 A・B・C
到達度評価
指導教員が作業ノートの内容をもとに、卒業研究の取組み状況と成果を評価する(60%)。また、指導教員が最終報告書を評価する(20%)。さらに、全指導教員が発表会において、研究内容、概要の書き方、発表の仕方、理解の程度などを評価する(20%)。なお、発表会評価が不充分な場合は再発表を行う。
履修上の注意
(1)本科5年間の学習の集大成の科目である。
(2)研究の目的、方法の理解と同時に、自主的に研究を遂行してもらいたい。
(3)発表会や報告書作成を通して、プレゼンテーション能力と文章表現力の向上に心がけてほしい。
事前学習・自己学習・関連科目
指導教員の指導の下、関連科目の学習を行うとともに、常日頃から研究に関連した内容を学習する習慣を身につけること。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)