アルゴリズムとデータ構造シラバス

授業科目アルゴリズムとデータ構造	担当教員先山　卓朗		開講期通年
科目番号 121433	対象学年・学科・コース 4年電気情報工学科 (情報工学コース)	単位区分	単位数２単位

授業概要・授業方針

基本的なデータ構造であるリスト、キュー、木について修得し、さらにこれらのデータ構造を利用して実現できる探索や整列のアルゴリズムについて学ぶ。

到達目標

ポインタを利用したリストについて、その概念や実現方法が理解できること。
スタックとキューについて、その概念や違いを理解できること。
木の構造や走査について、その概念や各種手法を理解できること。
いろいろな探索手法について、その概念や実現方法が理解できること。
いろいろなソート手法について、その概念や実現方法が理解できること。

教科書: アルゴリズムとデータ構造　　湯田幸八・伊原充博　共著　（コロナ社）
参考書: なし

授業要目	到達目標との対応	自己点検
前期

1	アルゴリズムの計算量の評価	1
2	データ構造と表現法　配列による順配置	1,2
3	ポインタ・構造体の復習	1,3
4	ポインタによるリンク配置	1,3
5	順配置によるリストの実現	1
6	ポインタによるリンク配置の実現１	1
7	ポインタによるリンク配置の実現２	1
8	中間試験
9	双方向連結リスト	1
10	スタック	2
11	キュー	2
12	木の概念	3
13	２分木	3
14	２分木の走査	3
15	２分木と数式	3
16	期末試験
17	試験返却・解説、一般的な木の表現	1,2,3

後期

自己点検

1	線形探索・２分探索	4
2	ハッシュ法探索	4
3	文字列の探索１	4
4	文字列の探索２	4
5	２分木の探索１	4
6	２分木の探索２	4
7	Ｂ木	4
8	中間試験
9	選択によるソート	5
10	交換によるソート１	5
11	交換によるソート２	5
12	クイックソート１	5
13	クイックソート２	5
14	挿入によるソート	5
15	いろいろなソート	5
16	期末試験
17	試験返却・復習	5

到達達成度の指標（ルーブリック）

到達目標	理想的なレベル（Ａ）の目安	標準的なレベル（Ｂ）の目安	未到達なレベル（Ｃ）の目安	自己評価
1	ポインタを利用したリストについて、その概念や実現方法を理解し、実装することができる。	ポインタを利用したリストについて、その概念や実現方法が理解できる。	ポインタを利用したリストについて、その概念や実現方法が理解できない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
2	スタックとキューについて、その概念や違いを理解でき、使い分けることができる。	スタックとキューについて、その概念や違いを理解できる。	スタックとキューについて、その概念や違いを理解できない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
3	木の構造や走査について、その概念や各種手法を理解でき、使い分けることができる。	木の構造や走査について、その概念や各種手法を理解できる。	木の構造や走査について、その概念や各種手法を理解できない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
4	いろいろな探索手法について、その概念や実現方法、効率の違いを理解できる。	いろいろな探索手法について、その概念や実現方法が理解できる。	いろいろな探索手法について、その概念や実現方法が理解できない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
5	いろいろなソート手法について、その概念や実現方法、効率の違いを理解できる。	いろいろなソート手法について、その概念や実現方法が理解できる。	いろいろなソート手法について、その概念や実現方法が理解できない。	Ａ・Ｂ・Ｃ

到達度評価

演習・小テストの結果を30%、定期試験を70%として評価する。

履修上の注意

プログラミング１・プログラミング２で学んできたＣ言語の文法的知識をもとに、より高度なデータ構造やアルゴリズムの実現方法について勉強することになります。
授業を一方的に聞くだけでなく、その概念や動作を自分で理解できるよう頑張ってください。特に、教科書で省略されているＣプログラムを自分で考えることは非常に重要です。
情報処理技術者試験関連科目

事前学習・自己学習・関連科目

事前学習：プログラミング１・プログラミング２の知識が必要となるので、よく復習しておいてください。
自己学習：授業でいろいろなプログラムの学習をしますが、実際にパソコンで動かすことはしないので、各自実施してみてください。

学習・教育目標

（生産工学・機械工学コース）
（生産工学・環境材料工学コース）
（生物応用化学）
（電子工学）