平成29年度 シラバス
授業科目
回路理論3
担当教員
若林 誠
開講期
後期
科目番号
121427
対象学年・学科・コース
4年 電気情報工学科
単位区分
選択必修
学修単位
単位数
2単位
授業概要・授業方針
直流および交流の電気回路における過渡現象の概念を理解し、その解析方法を学ぶ。
到達目標
  1. 過渡現象の概念を理解でき、微分方程式を立てられること。
  2. 微分方程式を解き、その解の時間変化を図示した上で、物理的意味が分かること。
教科書
例題と演習で学ぶ続電気回路(森北出版)
参考書
例題で学ぶ自動制御の基礎(森北出版)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 過渡現象の概念 1
2 直流電源回路の過渡現象 1 1,2
3 直流電源回路の過渡現象 2 1,2
4 直流電源回路の過渡現象 3 1,2
5 複エネルギー回路 1 1,2
6 複エネルギー回路 2 1,2
7 問題演習 1,2
8 中間試験
9 試験返却とまとめ 1,2
10 複エネルギー回路 3 1,2
11 交流電源回路の過渡現象 1 1,2
12 交流電源回路の過渡現象 2 1,2
13 交流電源回路の過渡現象 3 1,2
14 問題演習 1,2
15 問題演習 1,2
16 期末試験
17 試験返却とまとめ 1,2
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 過渡現象の概念を理解でき、微分方程式を立てられる 過渡現象の概念を理解できるが、微分方程式を立てられない 過渡現象の概念を理解できない A・B・C
2 微分方程式を解き、その解の時間変化を図示した上で、物理的意味が分かること 微分方程式を解き、その解の時間変化を図示できるが、物理的意味が分からない 微分方程式を解くことができない A・B・C
到達度評価
定期試験(範囲が広い場合に各定期試験を2回以上に分ける場合がある)を70%、提出物を30%で評価する。
この科目は学修単位科目であるので、(45時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。
したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間−講義時間)×3 /4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
(各課題ごとの時間は担当教員が設定する。)
履修上の注意
電気回路の問題を解くことは、電気電子工学の重要な基礎能力の一つであり、電気系のどの科目にも通じるものである。フーリエ級数展開は、数式としては複雑に見えるが、それに至る一つ一つの基本的プロセスをきちんと理解すること。過渡現象は、微分方程式を解くだけでなく、得られた解の物理的意味が分かるように努めること。
電気工事士・電気主任技術者関連科目である。
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:微分方程式、三角関数、ラプラス変換の勉強をしておくこと。三角関数・指数関数の微分・積分は特に重要である。
自己学習:教科書には多くの演習問題が掲載されているので、授業や演習で扱う以外にも、できる限り多くの演習問題に接し、問題を解く要領を会得してほしい。
関連科目:回路理論1、回路理論2、自動制御1
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)