平成29年度 シラバス
授業科目
コンピュータハードウェア
担当教員
平野 雅嗣
開講期
通年
科目番号
121417
対象学年・学科・コース
4年 電気情報工学科
単位区分
選択必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
本講義では、マイクロコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク等を理解するため、それらの概要について学ぶ。具体的には、それらの理解に必要なディジタル表現、ディジタル回路、CPUの仕組み、メモリや周辺回路、I/Oインタフェース等について学ぶ。さらに、最近の情報ネットワークの発展をも考慮して、ネットワークに関する初歩的なことも学ぶ。
到達目標
  1. コンピュータの動作理解に必要なディジタル知識を修得する
  2. コンピュータのアーキテクチャ、メモリの構造について理解する
  3. コンピュータのインタフェースと周辺装置の概要について理解する
  4. コンピュータネットワークの仕組みについて理解する
教科書
計算機システム(改訂版)  春日健、舘泉雄治 共著  (コロナ社)
参考書
マイクロコンピュータの基礎 森下巌 著  (昭晃堂)
やさしい基本情報技術者講座 高橋麻奈 (SBクリエイティブ)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 コンピュータシステムの構成、ハードウェア・ソフトウェアの構成 1
2 コンピュータシステムの動作原理 1
3 基数法の相互変換、数の表現 1
4 2進数による算数演算 1
5 文字の表現、命令の表現 1
6 アセンブラと機械語 1
7 データの設定及び転送 1
8 中間試験
9 試験返却
10 コンピュータアーキテクチャとは、データタイプ 2
11 レジスタセット、命令セット 2
12 アドレス指定方式、マルチタスクと仮想記憶 2
13 保護機構、CISCとRISC 2
14 メモリの種類 2
15 メモリの階層構成、メモリの高速化手法 2
16 期末試験
17 試験返却
後期 自己点検
1 インタフェース:概要、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース 3
2 インタフェース:USBインタフェース、IDEインタフェース、SCSIインタフェース、IEEE1394インタフェース 3
3 マイクロコンピュータのインタフェース 3
4 周辺装置:入力装置 3
5 周辺装置:出力装置、表示装置 3
6 周辺装置:補助記憶装置 3
7 ソフトウェア:OS、アプリケーション 3
8 中間試験
9 試験返却
10 ネットワーク:LANとインターネット 4
11 ネットワーク:TCP/IP 4
12 ネットワーク:TCP/IP 4
13 ネットワーク:イーサネット 4
14 ネットワーク:イーサネット、DNSとURL 4
15 ネットワーク:ルータ、セキュリティ 4
16 期末試験
17 試験返却
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 コンピュータの動作理解に必要なディジタル知識について理解し、その意義を説明できる コンピュータの動作理解に必要なディジタル知識について理解している コンピュータの動作理解に必要なディジタル知識について理解しているが、説明できない A・B・C
2 コンピュータのアーキテクチャ、メモリの構造について理解し、その意義を説明できる コンピュータのアーキテクチャ、メモリの構造について理解している コンピュータのアーキテクチャ、メモリの構造について理解しているが、説明できない A・B・C
3 コンピュータのインタフェースと周辺装置の概要について理解し、その意義を説明できる コンピュータのインタフェースと周辺装置の概要について理解している コンピュータのインタフェースと周辺装置の概要について理解しているが、説明できない A・B・C
4 コンピュータネットワークの仕組みについて理解し、その意義を説明できる コンピュータネットワークの仕組みについて理解している コンピュータネットワークの仕組みについて理解しているが、説明できない A・B・C
到達度評価
定期試験を80%、課題演習・小テストなどを20%で評価する。
履修上の注意
講義内容をきちんとノートにまとめ、毎週の授業内容を復習によってその都度理解しておくこと。ときどき小テストも行う。
事前学習・自己学習・関連科目
電気情報工学実験、コンピュータネットワーク、その他の情報系科目でもマイクロコンピュータ・ハードウェアの基礎知識が必要なので、よく理解しておくこと。
ディジタル技術検定、情報処理技術者試験関連科目。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)