平成29年度 シラバス
授業科目
電気情報工学実験2
担当教員
(前期)内藤・加藤茂・塩貝、(後期)和田・内藤・香川・塩貝
開講期
通年
科目番号
121415
対象学年・学科・コース
4年 電気情報工学科
単位区分
必修
単位数
5単位
授業概要・授業方針
 実際の装置、機器、ソフトウェアに触れることにより、専門科目の授業内容への理解を深める。また、様々な測定器、回路や素子、マイクロコンピュータ、ソフトウェアなどの取扱いを身につけるとともに、実験遂行を通じて、問題解決に向けての訓練を行う。さらに、口頭試問・プレゼンや報告書作成を通して、プレゼンテーション能力、論理的な文章表現能力を養う。
 授業では、複数のグループに分かれ、各グループ毎に、順次、各テーマの実験を行う。最後に口頭試問・プレゼンあるいは試験を行う。実験終了後、指定した期日まで(原則1週間以内)に報告書を提出する。
到達目標
  1. 電気情報工学に関する実験について、その目的が理解できること。
  2. 実験内容(関連する専門知識)の理解ができること。
  3. グループのメンバーと協力し、自主的に実験が行えること。
  4. 与えられた課題・考察に対して解答できること。
  5. 実験内容を図表などを利用して分かりやすくレポートに纏められること。
教科書
電気情報工学実験2指導書  新居浜高専・電気情報工学科(編)
参考書
マイクロコンピュータの基礎 森下 巌 著(昭晃堂)
電子回路第2版 桜庭 一郎、熊耳 忠 共著(森北出版)
電波工学 安達 三郎、佐藤 太一 共著(森北出版)
授業要目
 ([]内は対応する到達目標の番号)
【前期】
 1.トランジスタを用いた電圧増幅回路 [1〜5]
 2.オペアンプの特性と演算回路 [1〜5]
 3.CPUの動作と機械語によるプログラミング [1〜5]
 4.シミュレータを用いた回路シミュレーション [1〜5]
 5.LabVIEW による信号計測 [1〜5]

【後期】
 1.マイクロ波実験(定在波、周波数等の測定) [1〜5]
 2.アンテナ放射特性の実験 [1〜5]
 3.AM、FMおよびPCM方式の変調・復調の実験 [1〜5]
 4.ロータリエンコーダを用いた回転速度測定
   ・フルブリッジICを用いた直流モータの速度制御 [1〜5]
 5.青色LEDの製作と評価 [1〜5]
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 電気情報工学に関する実験について、その目的が理解でき、分かりやすく説明できる。 電気情報工学に関する実験について、その目的が理解できる。 電気情報工学に関する実験について、その目的が理解できない。 A・B・C
2 実験内容(関連する専門知識)の理解ができ、分かりやすく説明できる。 実験内容(関連する専門知識)の理解ができる。 実験内容(関連する専門知識)の理解ができない。 A・B・C
3 グループのメンバーと協力し、自主的に実験が行え、リーダーシップを発揮できる。 グループのメンバーと協力し、自主的に実験が行える。 グループのメンバーと協力し、自主的に実験が行えない。 A・B・C
4 与えられた課題・考察に対して解答でき、分かりやすく説明できる。 与えられた課題・考察に対して解答できる。 与えられた課題・考察に対して解答できない。 A・B・C
5 図表などに工夫を加え、実験内容を分かりやすく報告書に纏められる。 実験内容を図表などを利用して報告書に纏めることができる。 実験内容を図表などを利用して報告書に纏めることができない。 A・B・C
到達度評価
 報告書の内容及び実験中の態度を70%、口頭試問・プレゼンあるいは試験を30%で評価する。
履修上の注意
 報告書が一つでも提出されない場合には単位は認定されない。また、欠席の場合には原則として追実験を行う。
 実験中の注意点を良く守ること。実験はグループのメンバーがお互いに協力して行う共同作業であるが、常に自らが実験の中心となる気持ちで取り組むこと。
 無線従事者、電気工事士、電気主任技術者、情報処理技術者の関連項目である。
事前学習・自己学習・関連科目
【関連科目】電気情報実習A、B、電気情報工学実験1
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)