| 授業科目 電気情報工学実験１ |
担当教員 香川 福有・若林 誠・横山 隆志 |
開講期 通年
| |
| 科目番号 121311 |
対象学年・学科・コース 3年 電気情報工学科 |
単位区分 必修 |
単位数 3単位 |
| 授業概要・授業方針
全体を測定実験、電子実習、情報実習に大別して行う。 測定実験では、原理の理解、器具・装置の取扱いを行う。電子実習では、基本的な素子・IC、マイコンによる電子回路の製作とプログラミングの訓練を行う。また、情報実習では、LINUXおよびネットワークに関する基礎的な設定・使用方法に関する実習を行う。これらの実験・実習を通して、報告書の作成および説明能力を身に付ける。 実験は、クラスを測定実験、電子実習、情報実習の3つのグループに分け、それぞれ実験書に示す計画に従って4週で行う。 |
到達目標
|
|
| 授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
| 前期 |
| 1 | 前期実験・実習ガイダンス （実験の進行、テキスト整理、一般的な注意事項、各テーマの概要説明） |
||
| 2 | オシロスコープの取り扱い実験 | 1,2 | |
| 3 | 測定実験1： 直列共振特性の測定（RLC直列共振曲線、共振周波数、共振の鋭さ） | 1,2,3 | |
| 4 | 測定実験2： 整流回路の特性測定 （全波整流、L/C平滑回路、波形観測） | 1,2,3 | |
| 5 | 測定実験3： 交流電力・力率改善（RL負荷、位相、電力、力率改善） | 1,2,3 | |
| 6 | 測定実験4： 試験など | 2 | |
| 7 | 電子実習1： PICボードによるプログラミング演習 | 1,2 | |
| 8 | 電子実習2： PICボードによるプログラミング演習 | 1,2 | |
| 9 | 電子実習3： PICボードによるプログラミング演習 | 1,2 | |
| 10 | 電子実習4： PICボードによるプログラミング演習（実習発表など） | 1,2 | |
| 11 | 情報実習1： LINUX入門 （基本的なコマンド、viエディタ、プログラムの実行手順ほか） |
1,2,4 | |
| 12 | 情報実習2： LINUX入門 （基本的なコマンド、viエディタ、プログラムの実行手順ほか） |
1,2,4 | |
| 13 | 情報実習3： LINUX入門 （基本的なコマンド、viエディタ、プログラムの実行手順ほか） |
1,2,4 | |
| 14 | 情報実習4： LINUX入門（口頭試問・試験・実技試験など） | 2,4 | |
| 15 | 配線テスト | 3 |
| 後期 | 自己点検 |
| 1 | 後期実験・実習ガイダンス （実験の進行、テキスト整理、一般的な注意事項、各テーマの概要説明） |
||
| 2 | 測定実験1： 測定器の使用法（オシロスコープほか） | 1,2 | |
| 3 | 測定実験2： 磁気特性の測定（減磁、BH曲線、ヒステリシスループ） | 1,2,3 | |
| 4 | 測定実験3： 論理回路の基礎（基本論理素子、組み合わせ回路） | 1,2,3 | |
| 5 | 測定実験4： 筆記試験・口頭試問 | 2 | |
| 6 | 電子実習1： 発光素子の使い方とPICマイコンの応用回路 | 1,2,3 | |
| 7 | 電子実習2： 発光素子の使い方とPICマイコンの応用回路 | 1,2,3 | |
| 8 | 電子実習3： 発光素子の使い方とPICマイコンの応用回路 | 1,2,3 | |
| 9 | 電子実習4： 発光素子の使い方とPICマイコンの応用回路（実習発表など） | 2,3 | |
| 10 | 情報実習1： コンピュータネットワーク入門 （コンピュータネットワーク概要、基本的なコマンドほか） |
1,2,4 | |
| 11 | 情報実習2： コンピュータネットワーク入門 （コンピュータネットワーク概要、基本的なコマンドほか） |
1,2,4 | |
| 12 | 情報実習3： コンピュータネットワーク入門 （コンピュータネットワーク概要、基本的なコマンドほか） |
1,2,4 | |
| 13 | 情報実習4： コンピュータネットワーク入門（口頭試問・試験・実技試験など） | 2 | |
| 14 | 配線テスト | 3 | |
| 15 | オシロスコープの取り扱いテスト・実験アンケート結果の説明 | 2 |
| 到達達成度の指標（ルーブリック） |
| 到達 目標 |
理想的なレベル（Ａ）の目安 | 標準的なレベル（Ｂ）の目安 | 未到達なレベル（Ｃ）の目安 | 自己評価 |
| 1 | 実験・実習を班員と協力しながら、なおかつ、分からない班員を指導しながら進めることができる | 実験・実習を班員と協力して進めることができる | 実験・実習を班員と協力して進めることができない | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 2 | 実験・実習の原理を理解し結果を図表に整理して、それに対する検討・考察ができる | 実験・実習の原理を理解し結果を図表に整理はできるが、それに対する検討・考察ができない | 実験・実習の原理は理解していないが、結果を図表に整理はできる | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 3 | 回路図を描け、分かりやすい形に改良して回路を製作できる | 回路図を描くことができ、それに沿って回路製作ができる | 回路図が描けず、回路製作ができない | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 4 | 情報機器を正しく用いて自力で作業や課題を進めることができる | 情報機器を指示にしたがって操作来ることができる | 情報機器の名称や役割を理解している | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 到達度評価
（1）実験・実習への参加・協力 5%、 （2）実験・実習 80%、 （3）宿題（電子工作） 5% （4）配線テスト・オシロ操作テスト 10% ただし、原則として、全実験・実習テーマについて、実施、報告書の提出（再提出）、試験・発表を完了し、配線テストに合格していること。 |
| 履修上の注意
（1）実習は回路等の製作（もの作り）の基本です。 （2）報告書の作成や発表は、内容を相手に理解してもらう練習であって、益々重要になります。 （3）無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連科目である。 |
| 事前学習・自己学習・関連科目
事前学習：各実験前に指導書を読むこと。 関連科目：回路理論、電磁気学、電気電子計測 |