授業科目 回路理論2 |
担当教員 香川 福有 |
開講期 通年
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科目番号 121302 |
対象学年・学科・コース 3年 電気情報工学科 |
単位区分 専門基礎 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
交流・直流における電気回路網に対し、電圧・電流に関する方程式を立て、種々の定理を活用し、問題解決のためのアプローチを講義する。また、三相交流の概念および基本的な計算方法、さらに、2端子対回路の解析方法、ひずみ波交流の解析方法についても講義する。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
前期 |
1 | 交流の表現1(ひずみ波交流の平均値) | 5 | |
2 | 交流の表現2(ひずみ波交流の実効値) | 5 | |
3 | 交流の表現3(ひずみ波交流の実効値) | 5 | |
4 | インピーダンスの表現(リアクタンスの微分・積分表現) | 6 | |
5 | 交流回路の応用1(直並列回路) | 6 | |
6 | 交流回路の応用2(特殊な回路の直列共振) | 6 | |
7 | 交流回路の応用3(特殊な回路の並列共振) | 6 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 交流回路の応用4(電力) | 6 | |
10 | 交流回路の応用5(電力) | 6 | |
11 | 交流回路の定理(重ね合わせの理) | 1 | |
12 | 交流回路の定理(テブナンの定理) | 1 | |
13 | 交流回路の定理(ノートンの定理) | 1 | |
14 | 相互誘導回路(自己誘導・相互誘導) | 2 | |
15 | 相互誘導回路(T形等価回路) | 2 | |
16 | 前期末試験 | ||
17 | 試験返却、復習 |
後期 | 自己点検 |
1 | 三相交流電源と結線方法(Y 結線による三相交流の表現) | 3 | |
2 | 三相交流電源と結線方法(Δ結線による三相交流の表現) | 3 | |
3 | 三相交流負荷と結線方法 | 3 | |
4 | 電気回路における双対性(定抵抗回路) | 4 | |
5 | 2端子対回路の行列表現(2端子対回路とは・Z 行列) | 4 | |
6 | 2端子対回路の行列表現(Y行列) | 4 | |
7 | 2端子対回路の行列表現(F行列) | 4 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 2端子対回路の接続(縦続接続) | 4 | |
10 | フーリエ−級数(ひずみ波交流・フーリエ級数展開法) | 5 | |
11 | フーリエ−級数(フーリエ係数の決定1) | 5 | |
12 | フーリエ−級数(フーリエ係数の決定2) | 5 | |
13 | フーリエ−級数(特徴的な波形のフーリエ級数展開)1 | 5 | |
14 | フーリエ−級数(特徴的な波形のフーリエ級数展開)2 | 5 | |
15 | ひずみ波交流の諸量(実効値・電力) | 5 | |
16 | 学年末試験 | ||
17 | 試験返却、復習 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | テブナンの定理・ノートンの定理を理解している | テブナンの定理を理解しているが、ノートンの定理は理解していない | テブナンの定理を理解していない | A・B・C |
2 | 相互誘導回路の電圧、電流の計算をすることができる | 相互誘導回路の等価回路を描くことができる | 相互誘導回路の等価回路を描くことができない | A・B・C |
3 | 平衡三相交流に関して、電圧、電流、位相、電力の回路計算ができる | 平衡三相交流に関して、電圧、電流、位相の回路計算ができるが、電力の計算はできない | 平衡三相交流に関して、電圧、電流の回路計算ができない | A・B・C |
4 | 縦続接続されたF行列、対称格子形回路のF行列の計算ができる | Z行列、Y行列、F行列の計算ができる | Z行列、Y行列、F行列の計算ができない | A・B・C |
5 | フーリエ係数を求めることができる | フーリエ級数の物理的意味が理解できている | フーリエ級数の物理的意味が理解できていない | A・B・C |
6 | R,L,C を使った特殊な回路の計算ができる。 | R,L,C を使った直列回路の計算はできるが、並列回路の計算ができない。 | R,L,C を使った直列回路の計算ができない。 | A・B・C |
到達度評価
(1)定期試験60% (2) 課題または小テスト40% で評価する。 |
履修上の注意
電気に関わる各種資格試験の共通の基礎科目ともなっており、それだけ、重要度の非常に高い科目であり、しっかりと身に付けることが必要である。無線従事者・電気工事士・電気主任技術者関連科目である。
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事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:回路理論1を理解しておくこと。 関連科目・履修上の注意:電気回路は、電気の基礎科目として必要不可欠なものであり、電子回路、電気機器、電力工学などほとんどの電気の応用科目に必要とされる知識である。 |