平成29年度 シラバス
授業科目
プログラミング1
担当教員
塩貝 一樹
開講期
通年
科目番号
121204
対象学年・学科・コース
2年 電気情報工学科
単位区分
専門基礎
単位数
2単位
授業概要・授業方針
コンピュータ上で動作するソフトウェアを開発するには,プログラミングについての
知識が必要となる.この授業では,プログラミング言語のうちC言語について,
変数や入出力,演算式,制御構文などの基礎的な使い方を,実習を通して習得する.
到達目標
  1. C言語の変数と演算子について理解し利用できること
  2. C言語の制御構文について理解し利用できること
  3. 配列変数について理解すること
  4. C言語の関数の使い方について理解すること
  5. C言語の簡単なプログラムが作成できること
教科書
やさしいC 高橋麻奈著(ソフトバンククリエイティブ株式会社)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 プログラミングとは 5
2 プログラミングツールの使い方1 5
3 プログラミングツールの使い方2 5
4 変数と文字列表示 15
5 演算子 15
6 入出力 15
7 プログラムの作成(入出力) 15
8 中間試験 125
9 フローチャートと制御構文 125
10 条件分岐1 125
11 配列変数 125
12 繰り返し1 125
13 繰り返し2 1235
14 プログラム作成(分岐・繰り返し) 1235
15 期末試験
後期 自己点検
1 繰り返し3 1235
2 繰り返し4 1235
3 条件分岐2 1235
4 プログラム作成(分岐・繰り返し) 1235
5 課題プログラムの作成1 1245
6 課題プログラムの作成2 1245
7 課題プログラムの作成3 1245
8 中間試験
9 関数とは 12345
10 簡単な関数の使い方1 12345
11 簡単な関数の使い方2 12345
12 課題プログラムの作成4 12345
13 課題プログラムの作成5 12345
14 課題プログラムの作成6 12345
15 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 変数や演算式をもちいて簡単な計算プログラムが自作できる プログラム実行中に変化する変数の中身が推測できる 変数や演算子を用いて与えられた演算式を記述できる A・B・C
2 制御構文を適切に用いて簡単なプログラムが作成できる 与えられたプログラムの制御構文の動作を推測出来る 制御構文に用いる命令や引数に付いて理解できる A・B・C
3 変数や配列を適切に用いて簡単なプログラムを作成できる 変数や配列を用いたプログラムの動作がわかり、その中身が推測できる 変数や配列についてその宣言方法や利用できるデータについて理解できる A・B・C
4 処理を関数にまとめ作成することが出来る 与えられた関数を呼び出して利用することが出来る 関数の戻り値や引数に付いて理解できる A・B・C
5 与えられた課題に対して適切なプログラムが作成できる 与えられた簡単なプログラムを読み、その動作が推測できる C言語の文法が理解できる A・B・C
到達度評価
実習における課題提出やミニテストの結果を30%,定期試験を70%として評価する.
履修上の注意
1年生の「情報処理基礎」から続く,プログラミングの入門的な授業となります.
多くの人にとってプログラミングは初めての経験だと思いますが,上達への近道は「習うより慣れろ」です.焦らずにじっくりと基礎的な部分から学習を進めていってください.

情報処理技術者関連科目
事前学習・自己学習・関連科目
情報処理基礎・電気情報実習Aなどの情報・ディジタルデータに関する知識を利用します
プログラムはコンピュータに自分の望む動作を行わせるために記述します。
個々の記述方法の暗記は必要だとしても、プログラム全体を丸覚えするのは無駄です。
自分の力でプログラムの作成・デバグが行えるように心がけて下さい
また、キーボードでの入力速度を挙げる訓練をしておいて下さい