平成29年度 シラバス
授業科目
応用数学B
担当教員
松田一秀
開講期
通年
科目番号
130401
対象学年・学科・コース
4年 電子制御工学科
単位区分

単位数
2単位
授業概要・授業方針
ベクトル解析、複素関論の各分野について、基本知識を理解、定着させることを目標とする。
到達目標
  1. ベクトルの内積、外積、勾配、発散、回転の計算ができること
  2. 曲線の長さおよび曲面の面積,線積分,面積分の計算ができること
  3. 複素数の極形式を使った計算ができること
  4. 正則関数,コーシー・リーマンの関係式,正則関数の導関数を理解すること
  5. 円や直線路について複素積分を計算できる。また、コーシーの積分定理を理解できる
  6. ローラン展開、留数計算ができる
教科書
高専テキストシリーズ 応用数学 上野健爾[監修] 高専の数学教材研究会[編](森北出版)
高専テキストシリーズ 応用数学問題集 上野健爾[監修] 高専の数学教材研究会[編](森北出版)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 ベクトルとその内積 1
2 ベクトルの外積 1
3 スカラー場とベクトル場、勾配 1
4 発散、回転 1
5 演習 1
6 曲線、線積分 2
7 演習 2
8 中間試験 1,2
9 曲面 2
10 面積分 2
11 演習 2
12 ガウスの発散定理 2
13 演習 2
14 ストークスの定理 2
15 演習 2
16 期末試験 2
17 試験返却 2
後期 自己点検
1 学習の意義・進め方、複素平面 3
2 極形式 3
3 複素関数, 基本的な複素関数 4
4 複素関数の極限、コーシー・リーマンの関係式 4
5 正則関数とその導関数 4
6 複素関数の積分 5
7 演習 5
8 中間試験 4,5
9 コーシーの積分定理 5
10 級数、テイラー展開 6
11 ローラン展開 6
12 留数 6
13 演習 6
14 留数定理 6
15 演習 5,6
16 期末試験 5,6
17 試験返却 5,6
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 ベクトルの内積、外積、勾配、発散、回転についてその物理的な意味を説明できる ベクトルの内積、外積、勾配、発散、回転の計算ができる ベクトルの内積、外積、勾配、発散、回転の計算ができない A・B・C
2 線積分,面積分の物理的な意味を説明できる 曲線の長さおよび曲面の面積,スカラー場の線積分,面積分の計算ができる 曲線の長さおよび曲面の面積,スカラー場の線積分,面積分の計算ができない A・B・C
3 複素数の計算を複素平面上の図形の問題に応用できる 複素数の極形式を使って,複素数の基本的な計算ができる 複素数の極形式を使った基本的な計算ができない A・B・C
4 正則関数,コーシー・リーマンの関係式について説明できる 基本的な関数の計算ができ,コーシー・リーマンの関係式を利用して正則関数の判定ができる 基本的な関数の計算や,正則関数の判定ができない A・B・C
5 複素積分の計算からコーシーの積分定理が理解できる 複素積分の計算ができる 複素積分の計算ができない A・B・C
6 留数を計算し、実積分の計算に応用できる 留数が計算できる 留数が計算できない A・B・C
到達度評価
定期試験80%、レポート・課題提出20%で評価する
履修上の注意
本授業は工学の基礎であり、将来の応用範囲は広い。
物理や専門科目への応用例や実用例に関心を持ち、理解を深めて欲しい。
事前学習・自己学習・関連科目
3年生までの数学の内容の理解が必要であるので,学習内容を確実なものにして授業に臨んでもらいたい.
毎回復習のための宿題を出すので,家庭で復習するとともに,問題集の応用問題にも自主的に取り組んでほしい.
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)