基礎電気数学シラバス

授業科目基礎電気数学	担当教員栗原　義武		開講期前期
科目番号 130313	対象学年・学科・コース 3年電子制御工学科	単位区分	単位数 1単位

授業概要・授業方針

基礎電気数学では、主に複素数・オイラーの公式・ベクトルについて学ぶ。また電気回路の問題にどのように適用できるか、いかに有効な数学的手法であるかを学ぶ。多くの演習問題や電気回路の問題を解き、回路計算の基礎的な実力を付ける。
講義は教科書およびプリントを使って進める。また多くの演習問題を解き、概念、手法、解き方を身に付ける。小テストにより理解度を確認する。

到達目標

複素数を含んだ問題計算ができ、複素ベクトル図が描けること
オイラーの公式を含んだ問題計算ができること

教科書: 新編高専の数学1,2　　田代嘉宏、難波完爾　編　　（森北出版）
参考書: 基礎電気数学　卯本重郎　（オーム社）

授業要目

到達目標
との対応

自己点検

1	複素数	1
2	複素数の四則演算1	1
3	複素数の四則演算2	1
4	大きさと偏角	1
5	オイラーの公式	2
6	複素ベクトル	2
7	演習・小テスト	1,2
8	＜中間試験＞
9	試験返却・解説・復習
10	複素数と正弦波交流回路	1
11	インピーダンス	1,2
12	フェーザ図	1,2
13	複素電力1	1,2
14	複素電力2	1,2
15	演習・小テスト	1,2
16	＜期末試験＞
17	試験返却・解説・復習

到達達成度の指標（ルーブリック）

到達目標	理想的なレベル（Ａ）の目安	標準的なレベル（Ｂ）の目安	未到達なレベル（Ｃ）の目安	自己評価
1	教科書やノートを見なくても，複素数を含んだ問題計算ができ、複素ベクトル図が描ける．	教科書やノートを見れば，複素数を含んだ問題計算ができ，複素ベクトル図が描ける．	教科書やノートを見ても，複素数を含んだ問題計算ができず，複素ベクトル図が描けない．	Ａ・Ｂ・Ｃ
2	教科書やノートがなくても，オイラーの公式を含んだ問題計算ができる．	教科書やノートを見ながら，オイラーの公式を含んだ問題計算ができる．	教科書やノートを見ても，オイラーの公式を含んだ問題計算ができない．	Ａ・Ｂ・Ｃ

到達度評価

定期試験を70%、小試験・演習・課題提出・授業中の態度を30%として評価する。

履修上の注意

演習問題を多く解けば解くほど力が付く。簡単な問題から徐々に力をつけてほしい。各自の学習進度に合わせて，予習復習に取り組んで下さい。

事前学習・自己学習・関連科目

また電気回路2と内容もリンクするため、ここで学んだ手法がどのように役に立つのかを電気回路2でもじっくり味わってほしい。本科目の理解には，数学A・B，応用数学B、電気基礎１、電気回路１の知識を必要とする。