ディジタル回路2 シラバス

授業科目ディジタル回路2	担当教員眞鍋　知久		開講期前期
科目番号 130305	対象学年・学科・コース 3年電子制御工学科	単位区分	単位数 1単位

授業概要・授業方針

ディジタル回路1の組合せ論理回路を発展させた、順序論理回路の基礎としてのフリップフロップの基本動作を理解すること、さらに遷移表、遷移図およびタイムチャートなどを描くことから出力論理式を求めて、順序論理回路のゲート回路図を作成する設計手法を修得することを目標とする。

到達目標

授業要目

到達目標
との対応

自己点検

1	組み合わせ論理と順序論理。フリップフロップ（FF）記憶素子	2
2	状態遷移表と遷移図。状態割り当てと符号化	2
3	SR-FF、ゲート回路図、真理値表から特性方程式	1,2
4	JK-FF	1,2
5	T-FF	1,2
6	D-FF	1,2
7	タイムチャート	1,2
8	中間試験
9	試験返却
10	遅延とエッジトリガ	2
11	マスタースレーブ	2
12	状態遷移表と遷移図からの回路設計(3進カウンタ)	2
13	非同期型カウンタの設計Ⅰ	1,2
14	非同期型カウンタの設計Ⅱ	1,2
15	レジスタの設計、シフトレジスタ	2
16	前期末試験
17	試験返却

到達達成度の指標（ルーブリック）

到達目標	理想的なレベル（Ａ）の目安	標準的なレベル（Ｂ）の目安	未到達なレベル（Ｃ）の目安	自己評価
1	教科書やノートを見ずに自分自身の力だけで，指定された回路が設計できる．	教科書やノートを確認しながら，回路設計ができる．	回路を設計できない．	Ａ・Ｂ・Ｃ
2	教科書やノートを見ずに自分自身の力だけで，ディジタル回路の専門用語，特徴などが説明できる．	教科書やノートを確認しながら，ディジタル回路の専門用語，特徴などが説明できる．	ディジタル回路の専門用語，特徴などが説明できない．	Ａ・Ｂ・Ｃ

到達度評価

定期試験:80%、理解度確認演習:20%。

履修上の注意

文部科学省後援「ディジタル技術検定3級」合格以上の実力を養う。また「工事担任者ＤＤ種」資格試験の内容を含む。なお最新技術を得るためには、英文を読むのが唯一の方法である場合も多いので英語に対する親近反応を向上しておこう。

事前学習・自己学習・関連科目

本科目の受講に当たり、ディジタル回路1の内容をよく復習し理解しておく必要がある。ディジタル回路2は後期の電子計算機1へ引き継ぐ。