平成29年度 シラバス
授業科目
電子回路1
担当教員
田中 大介
開講期
通年
科目番号
130304
対象学年・学科・コース
3年 電子制御工学科
単位区分

単位数
2単位
授業概要・授業方針
電子回路の基礎であるアナログ回路について、回路理論の基礎からトランジスタ・ダイオードなどを用いたアナログ電子回路の動作原理までを学ぶ。
到達目標
  1. ダイオード、トランジスタ等の電子デバイスについて理解すること。
  2. トランジスタを用いた増幅回路の動作を理解すること。
  3. 等価回路を用いて電子回路解析ができること。
  4. CR結合増幅回路・負帰還増幅回路について理解すること。
教科書
例題で学ぶアナログ電子回路入門 樋口英世 著 森北出版
参考書
基礎電子回路演習 雨宮好文 著  オーム社
基礎から学ぶ電子回路 坂本康正 著  共立出版
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 電子回路を学ぶ上での基礎事項の復習(1) 1
2 電子回路を学ぶ上での基礎事項の復習(2) 1
3 電子回路を学ぶ上での基礎事項の復習(3) 1
4 半導体の基礎 1
5 ダイオード 1
6 トランジスタの構造と動作原理 1
7 トランジスタの静特性 1
8 中間試験
9 バイアスと交流小信号動作 2
10 バイアス回路 2
11 h-パラメータ 2
12 負荷線 2
13 交流小信号等価回路 3
14 エミッタ接地増幅回路(1) 3,4
15 エミッタ接地増幅回路(2) 3,4
16 期末試験
17 試験返却
後期 自己点検
1 増幅回路の計算(1) 3,4
2 増幅回路の計算(2) 3,4
3 増幅回路の計算(3) 3,4
4 周波数特性(1) 3,4
5 周波数特性(2) 3,4
6 周波数特性(3) 3,4
7 ベース接地・コレクタ接地 3,4
8 中間試験
9 負帰還増幅回路(1) 3,4
10 負帰還増幅回路(2) 3,4
11 FETの構造と動作原理 3,4
12 FETによる増幅回路(1) 3,4
13 FETによる増幅回路(2) 3,4
14 差動増幅回路(1) 3,4
15 差動増幅回路(2) 3,4
16 期末試験
17 試験返却
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 ダイオード、トランジスタ等の電子デバイスについて理解し、説明ができる。 ダイオード、トランジスタ等の電子デバイスについて理解している。 ダイオード、トランジスタ等の電子デバイスについて理解していない。 A・B・C
2 トランジスタを用いた増幅回路の動作を理解し、説明ができる。 トランジスタを用いた増幅回路の動作を理解している。 トランジスタを用いた増幅回路の動作を理解していない。 A・B・C
3 等価回路を用いて電子回路解析ができる。 等価回路を描くことができる。 等価回路を描くことができない。 A・B・C
4 CR結合増幅回路・負帰還増幅回路について理解し、説明ができる。 CR結合増幅回路・負帰還増幅回路について理解している。 CR結合増幅回路・負帰還増幅回路について理解していない。 A・B・C
到達度評価
定期試験の成績を100%で評価する。
履修上の注意
これまでの電気基礎・電気回路の内容は習得したものとして講義を進める。
この科目は3年の電気電子実験1との関連が深い。本科目で学んだ内容を電気電子実験1を通して確認すること。
事前学習・自己学習・関連科目
【事前学習】教科書をよく読んでおくこと。
【自己学習】市販の電子回路に関する書籍を用いて自主的に学習すること。
【関連科目】この科目は電子回路2(電子制御工学科 4年)に続く。