平成29年度 シラバス
授業科目
基礎生物学
担当教員
冨岡 寛治
開講期
通年
科目番号
140106
対象学年・学科・コース
1年 生物応用化学科
単位区分
選択必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
現在、生物学に関する領域は非常に広くなってきており、特にバイオテクノロジーを用いる考え方は一般化してきている。今後の学習、進学、就職において必要となる。
到達目標
  1. 細胞の構造と機能について簡単に説明できる。
  2. DNAの構造と遺伝子発現について簡単に説明できる。
  3. タンパク質の構造と機能について簡単に説明できる。
  4. バイオテクノロジーの原理と応用について簡単に説明できる。
  5. 生体内におけるエネルギー変換について簡単に説明できる。
  6. 体内環境の調節について簡単に説明できる。
  7. 免疫のしくみについて簡単に説明できる。
  8. 生態系の保全について簡単に説明できる
教科書
生物基礎 浅島誠 他著  (東京書籍)生物 浅島誠 他著  (東京書籍)生物図録 視覚でとらえるフォトサイエンス  (数研出版)
参考書
新しい生物学の教科書  池田清彦 著  (新潮社)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 生物の多様性と共通性 1
2 生命活動とエネルギー(1) 1, 2, 5
3 生命活動とエネルギー(2) 1, 2
4 生命活動とエネルギー(3) 1, 2
5 生体物質と細胞(1) 1, 3
6 生体物質と細胞(2) 1, 3
7 生体物質と細胞(3) 1, 3
8 中間試験
9 試験返却、復習
10 生物と遺伝子 2, 4
11 遺伝情報の分配 2, 4
12 遺伝情報とタンパク質の合成 2, 3
13 遺伝情報の発現 2
14 遺伝子の発現調節 2
15 バイオテクノロジー 4
16 期末試験
17 答案の返却、確認及び授業のまとめ
後期 自己点検
1 代謝とエネルギー(1) 5
2 代謝とエネルギー(2) 5
3 代謝とエネルギー(3) 5
4 体内環境(1) 6
5 体内環境(2) 6
6 体内環境と調節(1) 6
7 体内環境と調節(2) 6
8 中間試験
9 試験返却、復習
10 免疫(1) 7
11 免疫(2) 7
12 免疫(3) 7
13 生態系でのエネルギーの流れと物質の循環 8
14 生態系での物質の循環 8
15 生態系のバランスと生物多様性の保全 8
16 期末試験
17 答案の返却、確認及び授業のまとめ
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 細胞の構造と機能の関係について理解し、具体的な例を挙げて説明ができる 細胞の構造と機能について簡単に説明できる 細胞の構造と機能について説明できない A・B・C
2 DNAの構造と遺伝子発現について理解し、具体例を挙げ詳しく説明ができる DNAの構造と遺伝子発現について簡単に説明できる DNAの構造と遺伝子発現について説明できない A・B・C
3 タンパク質の構造と機能について理解し、具体例を挙げ詳しく説明ができる タンパク質の構造と機能について簡単に説明できる タンパク質の構造と機能について説明できない A・B・C
4 バイオテクノロジーの原理をを理解し、その応用について具体的に説明ができる バイオテクノロジーの原理と応用について簡単に説明できる バイオテクノロジーの原理と応用について説明できない A・B・C
5 生体内におけるエネルギー変換について理解し、具体的なATP生産を基に説明ができる 生体内におけるエネルギー変換について簡単に説明できる 生体内におけるエネルギー変換について説明できない A・B・C
6 体内環境の調節の仕組みを理解し、正確に説明ができる 体内環境の調節について簡単に説明できる。 体内環境の調節について説明できない A・B・C
7 免疫とそれにかかわる細胞の働きについて理解し、正確に説明することができる 免疫とそれにかかわる細胞の働きについて、その概要を説明することができる 免疫とそれにかかわる細胞の働きについて説明できない A・B・C
8 生態系のバランスと生物多様性の保全を例を挙げて説明できる 生態系の保全について簡単に説明できる 生態系の保全について説明できない A・B・C
到達度評価
定期試験80%、レポート20%で評価する
履修上の注意
生物学については、小、中学校での授業からある程度の知識を得ていると思う。この授業は、そのレベルを上げ、これから学ぶ生物関連の科目へのステップとなるので、生物学により興味を持って学んで欲しい。
事前学習・自己学習・関連科目
2年次のバイオテクノロジー入門、微生物学、3年次の生物化学1につながる科目である。