授業科目 先端複合材料 |
担当教員 松英 達也 |
開講期 前期
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科目番号 610112 |
対象学年・学科・コース 1年 生産工学専攻 (環境材料工学コース) |
単位区分 選択必修 学修単位 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
繊維強化複合材料を主体に、複合材料の用語、複合材料と複合プロセス、複合構造と組織、複合材料の力学的特質などについて学習し、高性能繊維を強化材とする先端複合材料についての基礎的知識を習得する。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | 複合材料の概要(複合材料とは?繊維強化複合材料、粒子分散強化複合材料) | 1 | |
2 | 複合材料の種類 | 1, 2 | |
3 | 複合材料の素材(繊維材料1) | 2, 3 | |
4 | 複合材料の素材(繊維材料2) | 2, 3 | |
5 | 複合材料の素材(繊維材料3) | 2, 3 | |
6 | 複合材料の素材(母材について1) | 1, 3 | |
7 | 複合材料の素材(母材について2) | 1, 3 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 複合材料の製法1(粉末冶金など) | 1, 3 | |
10 | 複合材料の製法2(PVD、CVDなど) | 1, 3 | |
11 | 複合材料の力学1(複合則) | 4 | |
12 | 複合材料の力学2(材料特性に関する複合則1) | 4, 5 | |
13 | 複合材料の力学3(材料特性に関する複合則2) | 4, 5 | |
14 | 複合材料の品質管理(検査方法の基礎) | 6 | |
15 | 期末試験 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのか具体例を挙げて、簡単に説明できる | 複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのか簡単に説明できる | 複合材料とはどのような材料か,またなぜ複合材料が重要なのかを説明することができない | A・B・C |
2 | 高性能繊維の種類とその特質について具体的に理解できること | 高性能繊維の種類とその特質について理解できる | 高性能繊維の種類とその特質について理解できない | A・B・C |
3 | 複合材料の種類とその特徴について具体的に説明できる | 複合材料の種類とその特徴が説明できる | 複合材料の種類とその特徴が説明できない | A・B・C |
4 | 複合材料における複合則が理解でき,具体的な材料について基本的な強度計算ができる | 複合材料における複合則が理解でき,基本的な強度計算ができる | 複合材料における複合則が理解でき,基本的な強度計算ができない | A・B・C |
5 | 複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念を理解し、応用できる | 複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念を理解できる | 複合材料の応力とひずみについて直交異方性の概念が理解できない | A・B・C |
6 | 複合材料の非破壊検査について理解し、具体的に活用できる | 複合材料の非破壊検査について理解できる | 複合材料の非破壊検査について理解できない | A・B・C |
到達度評価
中間試験と期末試験80%、課題提出物20%として評価する。
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履修上の注意
複合材料の力学では材料力学、材料強度学、行列および線形代数の内容を十分に復習し、理解しておくこと。授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
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事前学習・自己学習・関連科目
複合材料は、互いに補完し合う特性を持つ複数の材料を組合せることにより、従来の単一素材では実現できない特性を発現できるようにしたものである。複合材料は特殊な材料であり金属材料、高分子材料、無機材料の知識の上にさらに知識を積み上げる必要がある。
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学習・教育目標
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