授業科目 生産技術英語演習 |
担当教員 次田泰裕 |
開講期 前期
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科目番号 610011 |
対象学年・学科・コース 1年 生産工学専攻 |
単位区分 |
単位数 1単位 |
授業概要・授業方針
技術英文を正確に読みこなして、専門書や論文の英語の内容が正確に把握できるようになることを目標にして、必要な英文法の知識とその応用法の基本を身につける。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | 知っている単語から成る英文を個々に訳させ、提出された何通りかの訳を比較して、全員が同じ訳をするべきだと認識させ、この科目の必要性と授業の進め方を説明する。 | 1 | |
2 | 文の要素と5文型。目的語と補語。文の要素と修飾語の違い。句と節。 長文の文型を把握するための基本練習。 |
2 | |
3 | 品詞。自動詞と他動詞。動詞の活用。名詞の各変化。形容詞と副詞。辞書の使い方。 英文読解。 |
3、9 | |
4 | 技術文の特徴である、無生物主語に関する受身文の解説(O文、O+O文、O+C文の能動―受動変換) 英文読解。 | 4 | |
5 | 関係代名詞による文の結合、関係代名詞で結ばれた文の単文への分解。分詞で修飾された技術英文の読解。 英文読解。 | 5、8 | |
6 | 現在分詞、過去分詞、不定詞で修飾された文について、その動詞を使って単文に分ける。 英文読解。 |
6 | |
7 | 名詞節を導く接続詞that(that節)の働き。仮主語itの働き。 英文読解。 |
7 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 試験返却、復習。 | ||
10 | 太陽エネルギー利用に関する英文の読解 | ||
11 | 力学に関する技術英文の読解 | ||
12 | 冷蔵庫に関する技術英文の読解 | ||
13 | 各自の特別研究テーマに関する論文の全訳提出。その論文の一部の翻訳試験。 | ||
14 | 各自の特別研究テーマに関する論文の全訳提出。その論文の一部の翻訳試験。 | ||
15 | 光に関する技術英文の読解 | ||
16 | 期末試験 | ||
17 | 試験返却、復習 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 英語基本5文型の例文が具体的に提示できる。 | 英語基本5文型が抽象的に提示できる。 | 英語基本5文型の例文が提示できない。 | A・B・C |
2 | 英文の文型が全て識別できる。 | 英文の文型がある程度識別できる。 | 英文の文型が識別できない。 | A・B・C |
3 | 自動詞と他動詞の区別,動詞の過去形と過去分詞形の区別,形容詞と副詞の区別,目的語と補語の区別が全てできる。 | 自動詞と他動詞の区別,動詞の過去形と過去分詞形の区別,形容詞と副詞の区別,目的語と補語の区別がある程度できる。 | 自動詞と他動詞の区別,動詞の過去形と過去分詞形の区別,形容詞と副詞の区別,目的語と補語の区別ができない。 | A・B・C |
4 | 目的語を含む形の文について,能動形―受動形の変換が具体的にできる。 | 目的語を含む形の文について,能動形―受動形の変換がある程度できる。 | 目的語を含む形の文について,能動形―受動形の変換ができない。 | A・B・C |
5 | 関係代名詞の先行詞と格が全て判る。また,関係代名詞の文を独立単文に分解する事,単文を関係代名詞で結ぶ事が具体的にできる。 | 関係代名詞の先行詞と格がある程度判る。また,関係代名詞の文を独立単文に分解する事,単文を関係代名詞で結ぶ事がある位程度できる。 | 関係代名詞の先行詞と格が判らない。また,関係代名詞の文を独立単文に分解する事,単文を関係代名詞で結ぶ事ができない。 | A・B・C |
6 | 関係代名詞の代わりに,不定詞,現在分詞,過去分詞を使って具体的に書き換えができる。 | 関係代名詞の代わりに,不定詞,現在分詞,過去分詞を使ってある程度書き換えができる。 | 関係代名詞の代わりに,不定詞,現在分詞,過去分詞を使って書き換えができない。 | A・B・C |
7 | 名詞節を導く接続詞”that”が具体的に使いこなせる。また,関係代名詞の”that”と明確に区別できる。 | 名詞節を導く接続詞”that”がある程度使いこなせる。また,関係代名詞の”that”とある程度区別できる。 | 名詞節を導く接続詞”that”が使いこなせない。また,関係代名詞の”that”と区別できない。 | A・B・C |
8 | 文中の代名詞が何を指すか,具体的に見つけられる。 | 文中の代名詞が何を指すか,ある程度見つけられる。 | 文中の代名詞が何を指すか,見つけられない。 | A・B・C |
9 | 辞書が使いこなせる。また,文中の言葉の用法が,辞書に示されているどの用法に相当するか,例文なども参照して具体的に識別できる。 | 辞書がある程度使いこなせる。また,文中の言葉の用法が,辞書に示されているどの用法に相当するか,例文なども参照して,ある程度識別できる。 | 辞書が使いこなせない。文中の言葉の用法が,辞書に示されているどの用法に相当するか,例文なども参照して,識別できない。 | A・B・C |
10 | 長文を構成単文に具体的に分解できる。 | 長文を構成単文にある程度分解できる。 | 長文を構成単文に分解できない。 | A・B・C |
到達度評価
定期試験(80%)、論文全訳提出と関連試験(20%)の成績で評価する。
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履修上の注意
生産技術の基本となる化学・製錬熱力学(Chemical and metallurgical thermodynamics)における英語表現やその翻訳などの演習をする。特に、生産技術では、定量化の表現とその実践が重要であるので、演習により具体的に体得する。 基礎と応用に関係する課題(Problem)を選択し、何を要求されているかをよく噛み砕いて、与件(given condition)をハッキリさせ、必要な法則を選択し、あえて、鉛筆(あるいはペン)と紙を用いて、実際に計算することに重点を置く。そして、結論を正確にかつ簡潔に表現することの訓練を行う。最終的に、モデルの作成(modelling)と種々の模擬試験(simulation)も行う。 Out of mind, out of sight(心ここにあらざれば、見れど見えず)やToday’s knowledge is soon replaced tomorrow’sのような格言を心に留め、最新の情報をたえずwatching(あるいはobserving)する習慣も身に着けたい。 |
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事前学習・自己学習・関連科目
これまでに学んだ基礎的な英語科目の内容に加えて、生産技術の専門的な考え方をベースに展開される科目である。
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学習・教育目標
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