平成27年度 シラバス

授業科目				担当教員						開講期
数学A-3-2				柳井忠、西谷郁夫、松田一秀、古城克也						後期
科目番号				対象学年				履修上の注意		単位数
102340				3年　全学科				専門基礎		2単位
授業概要 工学技術者の基礎知識として不可欠である微分積分学について、数学A-3-1に引き続いて学習する。本講義では、2変数関数についての微分、積分を学習する。また、数学A-1で学んだ複素数について、基本事項を補足する。 　　到達目標 　　　1. ２変数関数の偏微分の計算ができるようにする。 　　　2. ２変数関数の極値問題（条件付き問題も含む）を計算できるようにする。 　　　3. 陰関数定理を理解し，活用できるようにする。 　　　4. 重積分（極座標に変数変換する場合も含む）を理解し，計算できるようにする。 　　　5. 複素数について基本的事項を理解する。
教科書 高専テキストシリーズ　微分積分２　上野健爾[監修]、高専の数学教材研究会[編] 第２刷（森北出版） 高専テキストシリーズ　微分積分２問題集　上野健爾[監修]、高専の数学教材研究会[編]（森北出版） 参考書 解法演習 微分積分I 糸岐宣昭・三ツ廣孝 共著（森北出版) 解法演習 微分積分II 糸岐宣昭・三ツ廣孝 共著（森北出版)
授業の進め方 教科書、補助プリントを用いて講義をする。問題演習を時間の許す限り頻繁に行う。宿題・課題は毎週課す。
授業内容 自己点検　 1 学習の心構え、授業の概要、2変数関数（§４ 偏導関数） 2 偏導関数、合成関数の導関数・偏導関数 3 接平面、全微分と近似 4 2変数関数の極値（§５ 偏導関数の応用） 5 極値の判定法 6 陰関数の微分法 7 条件付き極値問題 8 中間試験 9 複素数、複素平面、極形式（プリント） 10 ド・モアブルの定理、図形と方程式 11 ２重積分（§６ ２重積分） 12 変数変換 13 ２重積分の応用 14 演習 15 期末試験
成績評価の方法 中間・期末の2回の定期試験の点数を７０%、小テスト１０％、課題提出１０％、受講状況１０％で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等) 微分積分学と線形代数は工学技術者の基礎知識となります。数学A-3-1、2は数学A-2の続きであり、数学B-3とともに工学の専門科目の基礎知識となるものです。事前学習として、あらかじめ教科書を読んで自分で問題を解いておいてください。授業以外でもきちんと家庭学習を行うことを習慣にして、確実に理解するようにしてください。勉強についてアドバイスが必要な場合は遠慮なく教員室を訪ねてください。 なお、この科目は専門基礎科目となっており、４年終了時までに修得する必要があります。また、欠席超過となった場合は進級できません。