平成27年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
情報処理3 白井みゆき 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
130308 3年 電子制御工学科 2単位
授業概要
情報処理3では情報処理2の受講を終えた者を対象に、コンピュータを仕事や研究のために役立てるために必要となる知識や技法について説明を行う。
C#言語によるプログラミングの学習を通じて、オブジェクト指向を利用したプログラミングを習熟するとともに、コンピュータによって問題を処理するためのアルゴリズムについて学習を行い、機能的に優れ構造的にも明解で判り易いプログラムの作成能力を身につける。

  到達目標
   1. プログラミングにおける基本的な規則が理解できる
   2. プログラムの流れ、処理の分岐、判断が理解できる
   3. オブジェクト指向を理解し、プログラムの基本設計ができる
   4. クラスを利用したプログラムを作成することができる
教科書
なし
参考書
なし
授業の進め方
授業は基本的に講義と演習を交互に実施する。
はじめは GUI のプログラミングになれる為に、週ごとに異なったテーマを提示・説明の後、各自でプログラムを作成し、その結果を報告書にして提出する。
その後、オリジナルのアプリケーションを企画、設計し、そのプログラミングを行う。前期末に発表会で作成したプログラムについて、プレゼンテーションやデモンストレーションを実施する。
後期ではネットワーク通信を取り入れたプログラムを同様に作成し、発表する。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 C# の概要、C# の基本、入出力と出力マニュピレータ 1 TCP/IPについて
2 演習 2 TCP/IPについて
3 コンピュータグラフィックス、GUI を用いたプログラミングについて
3 TCP/IPについて
4 演習 4 テンプレート
5 配列と文字列
クラスについて
5 演習
6 演習 6 動的配列とSTL
7 カプセル化されたクラス 7 演習
8 演習 8 Webアプリケーションについて
9 アルゴリズムについて 9 クライアント・サーバシステム
10 演習 10 演習
11 コンストラクタとデストラクタ 11 連結リスト
12 演習 12 演習
13 演習 13 キューとスタック
14 演習 14 演習
15 成果発表 15 成果発表
成績評価の方法
プログラミング実習の報告書 60%
オリジナルプログラムの報告書 20% オリジナルプログラムの評価 20%
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
プログラミングはコンピュータでものづくりを行う際に必要です。この科目では、情報処理1や2で学修したことは既に十分に理解している前提で進めるので、これらの科目の基礎的な内容は理解できるまで、復習しておくことが重要です。

プログラミングは実際に自分で入力し、実行することで上達することができます。
演習の時間は必ず自分で入力し、実行するようにしてください。