平成27年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
制御工学 中浜 昌文 後期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
630116 2年 生物応用化学専攻 2単位
授業概要
自動制御は、現在の社会では欠かすことのできない技術であり、ありとあらゆる分野で使用されている。本講義では、制御技術成立の歴史などにも触れながら,自動制御の概念を広く理解する。
  到達目標
   1. 制御システムの基本的な構成が理解できる。
   2. フィードバック制御の基本的な概念が理解できる。
   3. フィードフォワード制御の基本的な概念が理解できる。
   4. 古典制御技術の発展の歴史が理解できる。
教科書
JSME テキストシリーズ 制御工学  日本機械学会
参考書
「制御工学の考え方」,木村英紀著,講談社
「制御システム技術の理論と応用」,角・広井共著,電気書院
「自動制御とは何か」,示村悦二郎著 (コロナ社)
授業の進め方
教科書や配布資料を中心に,解説を行う。また,具体的な事例の演習により、「何のために」,「何を」,「どうする」という観点で、フィードフォワード信号とフィードバック制御信号の作り方を学ぶ。
授業内容
自己点検 
1 制御とはどういうことか
2 制御システムの基本的な構成
3 フィードバック制御の起源
4 フィードフォワード制御
5 制御理論の芽生え
6 サーボメカニズム(1)
7 サーボメカニズム(2)
8 プロセス制御システム(1)
9 プロセス制御システム(2)
10 近代制御技術の展開の系譜
11 制御技術前史
12 古典制御理論の成立
13 事例を用いた演習:フィードフォワード信号とフィードバック制御信号の作り方(1)
14 事例を用いた演習:フィードフォワード信号とフィードバック制御信号の作り方(2)
15 期末試験
成績評価の方法
評価は、学年末試験100%として行う。
ただし,授業の欠課回数が1/4を越えた場合は,原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
事前学習:教科書を読んでおいてください.
関連科目:本科 メカトロニクス応用,機械制御,計測工学.
履修上の注意:本講義では、自動制御の概念を理解してもらうことに重点を置いています。産業での制御技術の適用事例については、参考書に挙げた書籍を通読するを薦めます。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      D-2,D-3