平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
メカトロニクス基礎 今西 望 後期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
110303 3年 機械工学科 1単位
授業概要
メカトロニクス制御の全体像を概観するとともに,その中で主要な役割を担っている自動制御の成り立ちと考え方について解説する.
  到達目標
   1. 制御システムの基本的な構成が理解できる.
   2. フィードバック制御の基本的な概念が理解できる.
   3. フィードフォワード制御の基本的な概念が理解できる.
   4. シーケンス制御の基本的な概念が理解できる.
   5. サーボメカニズムの基本的な概念が理解できる.
   6. プロセス制御システムの基本的な概念が理解できる.
教科書
「自動制御とは何か」 示村悦二郎著 (コロナ社)
「JSMEテキストシリーズ 制御工学」 日本機械学会
参考書
「絵ときでわかる機械制御」 宇津木諭著 (オーム社)
「メカトロニクス入門」 土谷武士,深谷健一共著
「絵ときシーケンス制御基礎のきそ」 望月傳著
授業の進め方
教科書の内容および配布資料に従って進めていく.
授業内容
自己点検 
1 メカトロニクスとは
2 制御とは
3 制御システムの基本的な構成
4 フィードバック制御
5 フィードフォワード制御
6 シーケンス制御
7 制御理論の芽生え
8 中間試験
9 サーボメカニズム(1)
10 サーボメカニズム(2)
11 プロセス制御システム(1)
12 プロセス制御システム(2)
13 近代制御技術の展開の系譜,制御技術前史
14 古典制御理論の成立,新しい制御理論の誕生と展開
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験80%とレポート20%で評価する.
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
本講義では,自動制御の概念を理解してもらうことに重点を置いています.産業での制御技術の適用事例については,参考書に挙げた書籍を通読することを薦めます.
4年生にはメカトロニクス応用,5年生には機械制御という科目があり,本講義はその基礎となる大変重要な講義です.特に「システム」を理解するためには応用物理1などで学ぶ物理法則や微分方程式が大変重要ですので必ず履修してください.