平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
機械工作法 平田 傑之 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
110203 2年 機械工学科 2単位
授業概要
機械工作法は技術の根幹をなすものである。機械工作法(講義)においては、鋳造、塑性加工、溶接、切削及び研削の概論を講義し、工作実習での実践により、理論と実践との融合を授業目標とする。
  到達目標
   1. 加工の仕組み、特徴がわかること。
   2. 加工に用いる機械、装置がわかること。
   3. 除去加工,付加加工,変形加工がわかること。
教科書
機械工作法(増補)  平井 三友 他著  (コロナ社)
参考書
なし
授業の進め方
授業は、教科書・プリント・板書を中心に講義を進め、講義の理解を助ける目的で、小テスト及び演習を行う。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 ガイダンス,各種工作法について 1 切削加工(工具寿命)
2 鋳造(模型,鋳型) 2 切削加工(旋削加工)
3 鋳造(溶解,鋳造及び鋳物処理) 3 切削加工(穴あけ,中ぐり加工)
4 鋳造(鋳造用金属材料) 4 切削加工(フライス加工)
5 塑性加工(塑性加工の特徴) 5 切削加工(形削り,平削りなど)
6 塑性加工(自由鍛造及び型鍛造) 6 切削加工(ブローチ加工など)
7 塑性加工(圧延の基礎,圧延機の種類と特徴) 7 切削加工(歯切り加工)
8 塑性加工(プレス加工,その他の塑性加工法) 8 研削加工(研削理論)
9 溶接(ア−ク溶接法の原理,各種溶接法) 9 研削加工(研削砥石)
10 溶接(電気抵抗溶接法の原理,各種溶接法) 10 研削加工(各種研削法)
11 溶接(圧接法) 11 精密加工及び特殊加工(ホーニングなど)
12 溶接(母材局部の熱影響) 12 精密加工及び特殊加工(超音波加工など)
13 切削加工(切削理論) 13 精密加工及び特殊加工(レーザ加工)
14 切削加工(切削温度,面あらさ) 14 精密加工及び特殊加工(放電加工)
15 切削加工(切削工具) 15 プラスチック成形加工
成績評価の方法
前・後期定期試験及び前・後期中間試験をそれぞれ100点満点で評価し、その平均点を最終評価(100%)とする。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
工作実習は、講義の理解に大変役立つ。また、講義は実習の工夫や興味を呼び覚ます。
実習でしたことを思い浮かべながら、講義を聴いて欲しい。
事前学習:教科書及び実習テキストでの予習
関連科目:工作実習1・2
履修上の注意:ノートを準備し、シラバスを貼り付けておくこと