平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
機械工学入門 吉川貴士 中浜昌文 後期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
110101 1年 機械工学科 1単位
授業概要
ものづくり・設計の基本であるアイデアの創出方法・アイデアの具現化およびプレゼンテーションスキルを学ぶ。
  到達目標
   1. アイデアの創出方法を使い、アイデアを創出できる
   2. 日常生活の中にどのような機械的要素取り入れることができるかを理解できる
   3. 与えられた課題を解決するために、コンセプトに基づく複数のアイデアを創出し、その具現化ができる
   4. プレゼンテーションの意味(論理的思考)を理解し、他者を納得させることができる
   5. ITプレゼンテーションに用いる資料作りができる
教科書
基礎から学ぶ機械工学 門田和雄著 (ソフトバンク・クリエイティブ)
プリント
参考書
新しい機械の教科書 門田和雄著 (オーム社)
図解雑学機械のしくみ 大矢浩史監修 (ナツメ社) 
プレゼンテーション力を鍛えるトレーニングブック 柴田正幸著 (かんき出版)
創造力育成の方法 塚本真也著 (森北出版)
モノづくり解体新書 一の巻/ (日刊工業新聞社)
授業の進め方
前半はものづくりの初めの段階であるアイデアの創出方法や意思伝達(説得)するためのプレゼンテーションスキルについて学ぶ。後半は教科書およびプリント、適宜、OHPやビデオを使用して講義を進め、機械工学科の5年間において学ぶ専門科目と生活の中に利用されているメカニズムや考え方を学ぶ。
授業内容
自己点検 
1 概要・評価方法などの説明
2 アイデアの発想法
3 ものづくりとは
4 バリアフリー・ユニバーサルデザインとは
5 身近に用いられている機械要素・機構(メカニズム)
6 専攻生によるものづくり現場のプレゼン
7 設計について
8 課題に応じた製作コンセプトの決定
9 アイデアの具体化(設計仕様)
10 専攻科生による英語プレゼンテーションの聴講
11 アイデアの絞り込み
12 アイデアの具現化(簡易図面の製作)
13 アイデアの具現化
14 プレゼンテーションとは
15 アイデアのプレゼンテーション
成績評価の方法
定期試験(科目内容の理解)50%、プレゼンテーション20%、アイデア力10%、提出物20%で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
履修上の注意:実際にものづくりを体験し、簡易な中にも奥深さ・醍醐味を感じることができるためには、能動的な受講・行動が大切です。また、発表とプレゼンテーションの違いを意識し、取り組むことが重要です。また、日常の中に機械工学科で学ぶメカニズム(要素の相対的動き)がどのような形で存在しているかを意識し、主体的に学習することが重要です。
関連科目:本科目は科目名から想像できるように、今後、ものづくり(エンジニアリングデザイン能力)関連科目の基礎となります。