平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
基礎製図 日野孝紀 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
151103 1年 環境材料工学科 3単位
授業概要
 製図は物体の形状、機能および材質などを間違いなく他人に伝える手段である。基礎製図では形状や材質を表現する基礎的な共通ルールを学ぶ。また、受講生としてのマナーについても基本的な指導を行う。
  到達目標
   1. 製図法の基礎を習得できること
   2. 目的とする物体を紙面に表現できるようになること
   3. 提出期限を守るなど受講生としてのマナーを養うことができること
教科書
基礎製図  大西 清 著 (理工学社)
図面集 新編JIS機械製図 吉澤 武男 編著 (森北出版)
練習帳 基礎製図練習ノート (実教出版)
参考書
なし
授業の進め方
 講義は1時間とし、残りの2時間は練習ノートなどの実技を行う。実技は、講義の該当範囲を基に実施する。実技課題は定められた時間内に作成し教員のチェックを受ける。課題に訂正・修正などが必要な場合は、期限内に再提出する。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 製図について      『実技』 練習ノート該当範囲 1 面の肌(概要)      『実技』 練習ノート該当範囲
2 図面について(概論) 2 面の肌(表面粗さ)
3 図面について(文字) 3 溶接記号(概要)
4 図形について(線) 4 溶接記号(記入方法)
5 投影法(第一角法と第三角法) 5 材料記号(概要)
6 投影法(第一角法と第三角法) 6 寸法公差
7 投影法(その他) 7 幾何公差
8 中間試験 8 中間試験
9 投影図(表記法) 9 工作精度
10 投影図(正面図の選択方法) 10 はめあい方式(公差域)
11 寸法記入法(寸法線) 11 はめあい方式(すきまばめ、しまりばめ)
12 寸法記入法(寸法数字) 12 断面図(全断面図、片側断面図)
13 寸法記入法(留意点、その他) 13 機械要素と略画法(ねじの種類)
14 寸法補助記号、加工方法の表現 14 ねじの略画法
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
講義内容に関する定期テストを40%、実技課題を60%とし総合評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
 本シラバスは講義ノートに貼りつけ、予習や復習の時以外に講義中も授業内容を参照できるようにすること。また、授業内容を補足する配布プリントもノートに貼り付け良く復習しておくこと。「授業内容」に対応する教科書を事前に読んでおくこと。また、前回の授業のノートおよび実技課題をよく復習しておくこと。実技課題に該当する授業内容を講義ノートや教科書を参照しながら復習をしっかり行うこと。
 図面は、あらゆる工業分野で用いられ、設計者の意思を製作者に正確に伝えるとても重要な働きを行っています。製図規格を理解し図面を正しく読み、製図用具を正しく使って正確、丁寧に図面を描くように心がけること。なお、必要な教科書や製図道具がない場合は、授業を受けることができない。
 提出課題は、期限を厳守すること。忘れ物、課題の遅滞や未提出には、厳しく対応するので十分留意すること。本科目の内容は設計製図、機械工作法のための基礎となる。