平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
物理1 原田 潤平 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
102410 1年 全学科 専門基礎 2単位
授業概要
高専において物理は他の専門科目の基礎となるものである。物理1では、力学の基本である物体の運動、運動の法則、力について理解することを目的とする。
  到達目標
   1. 運動を表す基本的な量である速度や加速度を計算できる。
   2. 運動の3法則を理解し、運動方程式を使いこなすことができる。
   3. 運動量、力積の概念を理解し計算できる。
   4. エネルギーと仕事の関係を理解し計算できる。
教科書
高専の物理 第5版 和達三樹 小暮陽三 他 森北出版
初歩から学ぶ基礎物理学 力学1 柴田洋一 他5名 大日本図書
参考書
力学1問題集 大日本図書
授業の進め方
授業は教科書を中心にした講義形式で行う。また理解の定着をはかるために、授業の進行に合わせ適宜小テストや演習、課題等を課す。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 ガイダンス、物理単位について 1 抗力,摩擦力
2 直線運動の表し方1(速さと速度) 2 摩擦力と物体の運動
3 直線運動の表し方2(加速度) 3 力積,運動量
4 直線運動の表し方3(等加速度直線運動) 4 運動量の変化と力積
5 問題演習 5 運動量保存の法則
6 運動の法則1 6 反発係数
7 運動の法則2   7 衝突とはね返り
8 中間試験 8 中間試験
9 いろいろな力(重力、万有引力、ばねの力) 9 仕事と仕事率
10 運動方程式の立て方1 10 力の向きと仕事
11 運動方程式の立て方2 11 運動エネルギーと仕事
12 運動方程式と物体の運動 12 重力による位置エネルギー
13 落下運動1(自由落下,投げ下ろし) 13 弾性力による位置エネルギー
14 落下運動2(鉛直投げ上げ) 14 力学的エネルギー保存の法則,問題演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験80%、小テストおよび課題等20%
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
物理では式や解き方を暗記するのではなく、式の意味を理解し問題解決の手順を学んでほしい。
事前学習:教科書の該当する箇所をよく読んでから授業を受けること。
関連科目:物理1は2年生の物理2の基礎となる科目である。しっかり勉強すること。
履修上の注意:本科目は専門基礎科目であり、卒業までに必ず取得しなければならない科目である。60点未満で単位取得できないときは進級しても追認試験を受ける。欠席回数超過で単位取得できない場合は進級できない。