平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
電気機器B 加藤茂 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
121523 5年 電気情報工学科
(電気工学コース)
学修単位 2単位
授業概要
電気主任技術者の資格取得のために必要な科目である。誘導機、同期機の回転機駆動および制御について、資格試験に対処できることを考慮しつつ授業を進める。
  到達目標
   1. 電気機器に生じる現象について理解すること。
   2. 等価回路を用いた電気機器の特性解析ができること。
   3. 回転機の駆動・速度制御回路に関する基本的事項について理解すること。
教科書
なし
参考書
電験三種よくわかる機械 新井信夫、早川義晴 共著  (オーム社)
電気機器(1)(2)  野中作太郎 著  (森北出版)
授業の進め方
理論を説明したあと、例題演習を交えて進める。また、課題を与えレポート提出を求める。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 誘導機の原理。三相固定子電流による回転磁界の発生 1 三相同期機の構造と、電機子巻線を切る界磁束密度分布
2 内部鉄心の磁束分布とその変化 2 三相同期機の巻線辺を切る磁束と、電機子誘導起電力の導出
3 コイルを鎖交する磁束の導出 3 P極機の回転速度と起電力周波数の関係
4 回転磁界の導出や巻線辺に発生する誘導起電力、回転速度の計算 4 三相同期電動機の原理
5 三相誘導電動機のすべり 5 同期発電機の電機子反作用
6 三相誘導電動機の回路構成要素 6 同期発電機の等価回路
7 演習問題 7 三相同期発電機の等価回路計算
8 中間試験 8 中間試験
9 三相誘導電動機の固定子側に換算した等価回路 9 三相同期発電機の電力の導出
10 三相誘導電動機の等価回路を用いた電圧、電流の導出 10 三相同期発電機の短絡比
11 三相誘導電動機の電力の導出1 11 三相同期電動機の解析
12 三相誘導電動機の電力の導出2 12 三相同期電動機の出力とトルク
13 比例推移 13 三相同期電動機の位相特性
14 無負荷試験と短絡試験 14 演習問題
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。
したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間−講義時間)×3/4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
定期試験を70%、課題提出や小テストなどの結果を30%として評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
誘導機、同期機の理解には電気以外の多様な工学的知識が必要とされる。
また、数学の基礎(三角関数、微分、積分、複素数、ベクトルなど)や物理の基礎(トルクやエネルギーなど)の事前理解が求められる。電気主任技術者関連科目である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1