平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
自動制御2 山田 正史 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
121505 5年 電気情報工学科 学修単位・同時開講 2単位
授業概要
制御系の動作を解析する手法である周波数応答、安定判別法および制御系の性能について学習する。さらに、よりよい性能を持った制御系を設計する手法を学ぶ。
  到達目標
   1. 基本的な要素の周波数特性の解析ができること。
   2. 制御系の安定性について解析、評価ができること。
   3. フィードバック制御系の特性評価法が理解できること。
   4. フィードバック制御系の設計手法について理解できること。
教科書
やさしく学べる制御工学  今井、竹口、能勢 共著  (森北出版株式会社)
参考書
制御工学上「改訂版」  深海、藤巻 監修  (東京電機大学出版局)
授業の進め方
授業は教科書に沿って板書で進める。現象を物理的に理解できるように板書中に重要ポイントを明記する。また、理解を深めるために、ほぼ毎週課題を課し、理解度を確かめるための小テストを適宜実施する。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 伝達関数とブロック線図 1 制御系の安定性と特性方程式
2 インパルス応答とステップ応答 2 フルビッツの安定判別法
3 1次遅れ系の過渡応答 3 ナイキストの安定判別法
4 2次遅れ系の過渡応答 4 根軌跡法
5 フィードバック制御系、ブロック線図の等価変換 5 制御系の特性とその評価(定常特性)
6 外乱に対する応答、定常偏差 6 制御系の性能とその評価(過渡特性と周波数特性の関係)
7 演習 7 演習
8 中間試験 8 中間試験
9 周波数応答の定義と意味 9 制御系の設計(設計問題、制御目的ほか、考慮すべき項目)
10 ベクトル軌跡(比例要素、積分要素、微分要素、1次遅れ要素) 10 制御系の設計(直列補償法、フィードバック補償)
11 ベクトル軌跡(2次遅れ要素、その他) 11 制御系の設計(位相遅れ補償)
12 ボード線図(比例要素、積分要素、微分要素、1次遅れ要素) 12 制御系の設計(位相すすみ補償)
13 ボード線図(2次遅れ要素、その他) 13 制御系の設計(PID補償)
14 演習 14 演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
試験成績70%、課題提出・小テストなど30%の割合で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
4年の自動制御1からの継続科目であり、学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間−講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連の科目である。
(事前学習・関連科目)
自動制御1の内容を復習しておくこと。電気回路の過渡現象、交流回路、複素関数や行列、微分方程式の計算など、高度な内容を含む。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1