平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
電子回路 岡田 久夫 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
121408 4年 電気情報工学科 選択必修 2単位
授業概要
基礎電子回路で修得した電子回路素子、増幅回路の基礎知識に基づき、各種増幅回路や発振回路、変調・復調回路、直流・交流電源回路について学び、その基本的な原理及び電子回路に関する知識を身につけることを目標とする。
  到達目標
   1. 演算増幅器を用いた基本的な回路が理解できること。
   2. A、B、C級増幅回路の特性、動作原理が理解できること。
   3. 各種発振回路の特性、動作原理が理解できること。
   4. 変調・復調の原理や基本回路が理解できること。
   5. 直流・交流電源回路の動作原理が理解できること。
教科書
電子回路(新訂版)  藤井信生 他編修  実教出版
例題で学ぶアナログ電子回路入門 樋口英世 森北出版
参考書
例題で学ぶアナログ電子回路  井上高宏他  森北出版
授業の進め方
授業は配布する課題プリントに沿って板書で進める。回路を数式で解析して物理的に理解できるようにする。また、理解を深めるための演習を適時行う。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 ガイダンス、演算増幅器(1)---理想演算増幅器 1 変調・復調回路(1)---変調・復調の基礎
2 演算増幅器(2)---反転増幅回路、非反転増幅回路と電圧フォロア 2 変調・復調回路(2)---振幅変調方式
3 演算増幅器(3)---減算回路と加算回路、積分回路と微分回路 3 変調・復調回路(3)---周波数変調方式、位相変調方式
4 演算増幅器(4)---対数回路と指数回路、比較回路、サンプル・ホールド回路 4 変調・復調回路(4)---PCM変調方式、モデム(ディジタル信号の変復調器)
5 RCおよびLC回路の周波数特性  5 電力増幅回路(1)---電力の供給と消費
6 アクティブフィルター 6 電力増幅回路(2)---A級電力増幅回路1
7 LC周波数選択増幅回路 7 電力増幅回路(3)---A級電力増幅回路2、B級電力増幅回路1
8 前期中間試験 8 後期中間試験
9 発振回路(1)---ディジタル素子、演算増幅器を用いた発振回路 9 電力増幅回路(4)---B級電力増幅回路2、C級電力増幅回路
10 発振回路(2)---RC発振回路 10 電源回路(1)---整流回路
11 発振回路(3)---LC発振回路 11 電源回路(2)---平滑回路
12 発振回路(4)---振動子を用いた発振回路 12 電源回路(3)---直流安定化電源、三端子レギュレータ
13 発振回路(5)---VCOとPLL 13 電源回路(4)---スイッチング電源、チャージポンプ
14 方形波および三角波発振回路 14 雑音理論
15 前期期末試験 15 後期期末試験
成績評価の方法
定期試験80%、ノート提出を20%で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
事前学習:基礎電子回路の内容を復習しておくこと
関連科目:基礎電子回路、基礎半導体工学、回路理論1および2
履修上の注意:暗記や現象論だけでなく、自ら数式を建てて物理的に理解することが重要である。また、授業は先生からの一方通行ではなく、疑問に思ったことはその場で質問、議論して、クラス全体で向上する雰囲気が重要である。無線従事者、電気主任技術者関連科目である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1