平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
情報工学2 占部 弘治 後期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
130512 5年 電子制御工学科 学修単位・選択必修 1単位
授業概要
今までの情報や電子機器に関する学習をもとに、情報通信に関する知識(特にTCP/IP)の基礎から学習する。半期でネットワーク技術者が知るべきプロトコルやネットワーク機器について学習し、これらを用いたネットワークの設計や運用に必要な基礎的な知識を修得する。

  到達目標
   1. OSI参照モデルについて基礎的に理解することができる。
   2. TCP/IP を利用したネットワークを構築することができる。
   3. ルータやファイアウォールなどのネットワーク機器について理解し、LANでの役割を理解することができる。
教科書
竹下隆史:「マスタリング TCP/IP 入門編」(第5版)、オーム社
参考書
なし
授業の進め方
スライドを中心とした講義の他、課題提出や演習を行いながら授業を進める。
授業内容
自己点検 
1 コンピュータネットワークの基礎と OSI 参照モデル
2 レイヤ1 物理層
3 レイヤ2 データリンク層
4 レイヤ3 ネットワーク層と IP アドレス
5 レイヤ3 ルーティングとアドレッシング
6 演習;ルーティングとアドレッシング
7 レイヤ3 IPv6
8 中間試験
9 レイヤ4 トランスポート層のプロトコル
10 レイヤ5、6、7 セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層
11 ネットワークのセキュリティを守る技術;ファイアウォール
12 ネットワークのセキュリティを守る技術;暗号化技術と認証
13 演習;ネットワークの構成とファイアウォールの設計
14 今後のネットワーク技術の展望
15 期末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(45時間ー講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間ー講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
定期試験で 70 %、課題や演習の 30 % で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
コンピュータを使った情報通信にかかわる内容ですので、コンピュータの基礎的な知識が前提となります。「情報処理」や「電子計算機」などの科目を中心に、コンピュータに関連した知識を事前に学習している必要があります。この科目はおもにLANに関わる内容であるため、WANに関わる内容の「情報通信ネットワーク」とは密接に関連しています。
ネットワークの技術は、さまざまなところでコンピュータを利用するときに必要となります。そのときに必要となる基礎的な概念について学習します。講義の前後につながりが密接であるため、講義には十分な予習してから臨んでください。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1