平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
情報工学1 占部弘治 前期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
130502 5年 電子制御工学科 学修単位・選択必修 1単位
授業概要
情報通信の効率および信頼性に関する理論についての講義であり、情報理論・符号理論の基礎的な内容を学習する。
  到達目標
   1. 情報量とエントロピーの意味を理解し数学的な扱いができること
   2. 代表的な符号化と通信路のモデルについて理解できること
教科書
植松友彦:「イラストで学ぶ 情報理論の考え方」 、講談社
参考書
横尾英俊:「情報理論の基礎」、共立出版
今井秀樹:「情報理論」、昭晃堂
授業の進め方
予習の課題を中心に、講義では解説を行う。コンピュータを使った演習も実施する。
授業内容
自己点検 
1 情報工学とは
2 情報量とエントロピー
3 エントロピーの性質
4 相互情報量と結合エントロピー
5 記憶のある情報源
6 通信路と符号化
7 情報量と情報源に関する演習
8 中間試験
9 情報源符号化
10 高効率の符号化
11 通信路符号化
12 誤り訂正符号
13 符号化に関する演習
14 情報セキュリティと暗号による通信
15 期末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(45時間−講義時間)以上の自学自習を必要 とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間−講義時間)× 3/4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。

定期試験:70%、演習課題、レポート:30%で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
情報を通信する際に、情報の内容ではなく数学的な特質について注目し、効率的な通信および誤差、漏洩に強くするためにどうやっているか、理論的に学習する科目です。これまでに学んだ数学やディジタル回路での論理演算が基礎になります。そのなかでも、「確率統計」で学習した確率や確率分布について復習しておいてください。

また、コンピュータを利用した演習も予定しているので、表計算ソフトや C# または C++ の復習も必要です。

自学自習のために、予習を主体にした課題を用意します。予習は講義の前に実施しなければ意味がありませんので、設定された提出期限は厳守してください。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    A-1