平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
電気基礎1 城戸 隆 通年
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
130101 1年  2単位
授業概要
直流電流の基本的な回路計算を習得し、次に電気・電子 ・磁気に関する諸現象を学習することにより電気の最初の基礎力を身につけることを目標とする
到達目標  1. 抵抗の直並列接続、電圧の分圧、電流の分流などの基本回路計算ができること   2. 分流器や倍率器、ブリッジについての基本事項が理解できていること  3. 電力と電力量についての基本計算が計算できること  4. コンデンサの直並列接続についての基本的事項が理解できていること
  到達目標
   1. 抵抗の直並列接続、電圧の分圧、電流の分流などの基本回路計算ができること
   2. 分流器や倍率器、ブリッジについての基本事項が理解できていること  
   3. 電力と電力量についての基本計算が計算できること  
   4. コンデンサの直並列接続についての基本的事項が理解できていること
教科書
電気基礎1:実教出版
参考書
実教出版部著:基本式の理解と活用   電気基礎
授業の進め方
教科書・板書を中心に講義を進める。課題として、演習問題を提出してもらう。
授業内容
前期 自己点検 後期 自己点検
1 直流回路の電圧と電流、電気
回路についての説明
1 電流の発熱作用、電力と電力量ー1
2 起電力、電位差、電圧、単位
2 電流の発熱作用、電力と電力量ー2
3 オームの法則、電流と電圧の測定 3 電気抵抗、抵抗率と導電率
4 抵抗の直列接続、抵抗の合成、電圧の分圧 4 熱と電気ーゼーベック効果ー
5 抵抗の並列接続、電流の分流 5 熱と電気ーペルチエ効果ー
6 抵抗の直並列接続回路の計算 6 抵抗温度係数、温度による抵抗の変化
7 電流計の内部抵抗と分流器 7 いろいろな物質の抵抗率、絶縁抵抗
8 中間試験 8 中間試験
9 電圧計の内部抵抗と倍率器、多重範囲電圧計 9 静電力、クーロンの法則
10 ホイートストンブリッジ、ブリッジの平衡条件 10 電気力線
11 電池の直列接続、電池の並列接続、電池の内部抵抗 11 電気力線と電束、電界
12 キルヒホッフの法則、第一法則、第二法則 12 電位と電位差
13 回路方程式とその解き方ー1 13 平行板コンデンサの静電容量
14 回路方程式とその解き方ー2 14 コンデンサの直並列接続
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験などによる試験評価:80%
授業応答や課題提出:20%
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
私たちの日常生活では、テレビ、携帯電話やパソコンなど電気を必要とする装置が圧倒的に多く使用される。これらの装置の仕組みや原理を理解するためには、電気回路や
電子回路を初めとする電気・電子工学の専門知識が必要となる。電気基礎1は、その専門内容の基礎となる科目であり、「電流とは何か」という点から出発して直流電流の
基本的な回路計算を習得し、次に電気・電子・磁気に関する諸現象の不思議さに興味を
もって学習することにより電気の最初の基礎力を身につけることを目標とする。
各自の学習進度に合わせて,予習復習に取り組んで下さい。