平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
基礎生物学2 牧 慎也 前期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
140204 2年 生物応用化学科 1単位
授業概要
21世紀には、生物学に基礎をおくバイオテクノロジーをどのように医療・日常に適応させていくか、地球環境をどのように守っていくかなどの様々な問題が待ち受けている。本講義においては基礎生物学1で学んだ知識をさらに発展させた内容を学ぶことにより生物学の全体像をつかむこと、問題点を把握することを目標とする。
  到達目標
   1. 生体内における遺伝子としての核酸の働き、およびその発現の調節について説明できること。
   2. 遺伝子の変化による生物の進化、多様な生物の、環境と生物及び生物間の相互作用について説明できること。
   3. 遺伝子と形質の発現、生物の進化、環境と生物の相互作用について説明できること。
教科書
生物基礎 浅島誠 他著  (東京書籍)
生物 浅島誠 他著  (東京書籍)
生物図録 視覚でとらえるフォトサイエンス  (数研出版)
参考書
NHK ビデオ教材
授業の進め方
教科書、板書を中心に講義を進め、内容を具体的に理解するためにビデオ映像を視聴する。
授業内容
自己点検 
1 はじめに
2 体内環境と調節 1
3 体内環境と調節 2
4 植物の環境応答 1
5 植物の環境応答 2
6 生物の進化
7 生物の分類と系統
8 中間試験
9 植物の生活と環境
10 環境と植物の反応
11 個体群の構造と維持
12 生物群集と生態系
13 生態系とその平衡
14 生態系と人間
15 期末試験
成績評価の方法
2回の定期試験の成績(70%)、小テスト(10%)、レポート(10%)、授業中の質問に対する応答(10%)で評価する。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
日進月歩で発展しているバイオテクノロジーにより生物について「わかったこと」が沢山あるが、その裏には「わかっていないこと」が沢山あるということを自身の目で確かめ、感じ取って欲しい。暗記科目でなく、自身の感受性を高め、有機合成化学、化学工学など現在産業界で利用されている生物を応用する化学についての基礎も学んで欲しい。