平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
生体情報工学 平野 雅嗣 後期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
620103 1年 電子工学専攻 選択必修 2単位
授業概要
生体情報工学分野の中でも特に、コンピュータを利用し、人体の内部を画像化するコンピュータトモグラフィーについて考える。コンピュータトモグラフィーは体外計測したデータから人体の断面を再構成する技術で、その数学的な部分は画像再構成と呼ばれており、本講義では、画像の復元と再構成・幾何学的変換技術を紹介する。
  到達目標
   1. 画像再構成の数学について理解できること
   2. 解析的画像再構成法について理解できること
   3. 統計的画像再構成法について理解できること
教科書
Excelによる画像再構成入門  篠原広行・坂口和也・橋本雄幸 著  (医療科学社)
参考書
C言語による画像再構成の基礎  橋本雄幸・篠原広行 著  (医療科学社)
授業の進め方
教科書に沿って実習も交えながら進める。Excelを電卓代わりに用い、理解を深める。最後に期末試験を行う。
授業内容
自己点検 
1 ガイダンス(授業の進め方)、画像再構成
2 解析的方法
3 逐次近似法
4 Orderd Subset EM法
5 解析的画像再構成法の実習
6 1次元フーリエ変換
7 2次元フーリエ変換
8 進度調整予備日
9 投影切断面定理
10 2次元フーリエ変換法
11 フィルタ補正逆投影法
12 重畳積分法
13 逐次近似画像再構成法の実習
14 投影の作成
15 期末試験
成績評価の方法
期末試験と報告(レポート)は各々100点満点で評価する。総合成績は、期末試験を70%、報告を30%で評価する。なお、授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
授業は演習室で行う。
本講義に関連する科目としては信号処理があるが、それ以外に、特別研究でも関連する領域の研究を行っている研究室(医用画像処理、可視化技術等)もあり、特別研究の関連科目として知識を身につけておくとよい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    A-2