平成26年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
量子力学 福田 京也 前期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
620002 2年 電子工学専攻 必修 2単位
授業概要
原子・分子といった極微の世界(ミクロの世界)を支配する重要な理論でありながら、なかなかわかりにくい量子力学を、それがなぜ必要とされるか、という理由から順を追って学ぶことで、真の理解を促す。難しい数式を使わずに、高校数学・物理の技術で量子力学の概念をまず理解し、その後量子力学に必須のシュレーディンガー方程式を導き解くことを目指す。
  到達目標
   1. 粒子性と波動性の概念を用いて各問題を解くことができる
   2. 波動関数の概念を理解し、シュレーディンガー方程式を解くことができること
教科書
量子力学  佐川 弘幸,清水 克多郎著  スプリンガーフェアラーク東京
参考書
物理学入門 上下 砂川重信著  岩波書店
授業の進め方
講義ではできるだけ簡単な数学での初等量子力学の修得を目的とする。また教員が一方的に講義をするのではなく、学生参加の双方向授業の講義形式を行うので、積極的に質問をして欲しい。
授業内容
自己点検 
1 量子力学について
2 物質と光の相互作用
3 光の粒子性と波動性
4 波動関数と不確定性原理
5 シュレーディンガー方程式
6 波動関数の確率解釈
7 シュレーディンガー方程式を解く1
8 中間試験
9 シュレーディンガー方程式を解く2
10 水素原子について1
11 水素原子について2
12 水素原子について3
13 量子力学の構造1
14 量子力学の構造2
15 期末試験
成績評価の方法
中間・期末定期試験100%
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ(事前学習・関連科目・履修上の注意等)
「授業内容」に対応する教科書および配布プリントの内容を事前に読んでおくこと。また、前回の授業ノートをよく復習しておくこと。課題として、授業の復習となる演習問題を課すので、しっかり解けるようになっておくこと。本科目の理解には、数学、物理、化学の基礎的な素養を必要とする。内容は電子工学と関連している。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    A-1