平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
自動制御2 王 欣 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121505 5年 電気情報工学科 選択 2単位
授業概要
制御系の動作を解析する手法である周波数応答、安定判別法および制御系の性能について学習する。さらに、よりよい性能を持った制御系を設計する手法を学ぶ。
  到達目標
   1. 制御系の動作を基本的な数学的手法を用いて解析できること。
   2. 制御系の特性、性能およびその評価などを表現する考え方を修得すること。
   3. 基本的な制御系の設計手法を身に着けること。
教科書
「制御工学」 下西 二郎・奥平鎭正 著 コロナ社
参考書
制御工学上「改訂版」  深海、藤巻 監修  (東京電機大学出版局)
授業の進め方
授業は教科書に沿って板書で進める。現象を物理的に理解できるように板書中に重要ポイントを明記する。また、学んだことがどのように使われているのかを理解させるために演習・小テストを行う。
授業内容
前期 後期
1 周波数伝達関数の概念 1 ナイキストの安定判別法1
2 周波数応答(ベクトル軌跡1) 2 ナイキストの安定判別法2
3 周波数応答(ベクトル軌跡2) 3 ナイキストの安定判別法3
4 周波数応答(ベクトル軌跡3) 4 制御系の性能とその評価(過渡特性)
5 周波数応答(ボード線図1) 5 制御系の性能とその評価(定常特性)
6 周波数応答(ボード線図2) 6 制御系の性能とその評価(過渡特性と周波数特性の関係)
7 周波数応答(ボード線図3) 7 制御系の性能とその評価(二コルス線図1)
8 中間試験 8 中間試験
9 周波数応答(ゲイン位相曲線) 9 制御系の性能とその評価(二コルス線図2)
10 安定性と特性方程式 10 制御系の設計仕様
11 安定判別(ラウスの安定判別法1) 11 制御系の設計(直列補償法と補償回路)
12 安定判別(ラウスの安定判別法2) 12 制御系の設計(周波数応答法)
13 安定判別(フルビッツの安定判別法1) 13 制御系の設計(根軌跡法)
14 安定判別(フルビッツの安定判別法2) 14 現代制御理論の概説
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
試験成績70%、課題演習30%の割合で評価する。
学生へのメッセージ
4年の自動制御1からの継続科目である。
この科目は22.5授業時間にあたる自習時間が必要である。
無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連科目である。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)