授業科目 担当教員 開講期
電気数学B
(Electrical Mathematics B)
井門英司 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12157 3年 電気工学科 必履修 1単位
授業目標
電気数学Bでは、物理量である力やエネルギーなどに対する数学的な微分・積分の概念を学習し、これらを適用して電界や電位などの物理量およびその単位を導出する基本的な計算法を習得することを目標とする。
教科書
電気磁気学   石井良博  著   (コロナ社)
参考書
詳解 電磁気学演習   後藤憲一・山崎修一郎  著   (共立出版)
授業の進め方
講義と演習を並行して進める。また、適当な時期に小テストまたは臨時試験を行い、理解度を点検する。
授業内容
1 電気磁気学概要
2 電荷、電荷間の力、クーロンの法則
3 電界と電荷に働く力
4 複数の電荷による電界・電気力線
5 電気力線とガウスの定理
6 電界と電位(1)
7 点電荷のまわりの電界
8 中間試験
9 帯電導体と静電誘導
10 帯電導体の電界と電位(1)同心球
11 帯電導体の電界と電位(2)同心円筒
12 臨時試験
13 静電しゃへい・電気影像法
14 電界と電位(2)電気双極子
15 期末テスト
成績評価の方法
定期試験、臨時試験(小テストを含む)の成績を80%、課題提出物を20%の割合で評価する。
学生へのメッセージ
 電気磁気学は電気工学の基礎となる原理や法則をまとめたものです。したがって、その内容は電気工学科の学生として、どうしても身につけておかねばならないものです。
 特に、電界、電位、静電容量、磁界、インダクタンスなどの物理量の意味をしっかりと身につけて、自分自身の言葉でその説明ができるように心がけて下さい。
 この科目は、3年後期の「電気磁気学1」4年の「電気磁気学 2」に続く。また、5年の「電力工学 2」では、送電線の放電現象と静電容量の計算に必要である。
 また、多くの大学、専攻科の電気系学科等への進学に際し、その学力試験には電磁気学、電気回路が課せられている。