授業科目 担当教員 開講期
数値解析学及び演習
(Numerical Analysis and Exercise)
川崎 宏一 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
62810 1年  電子工学専攻 必修 3単位
授業目標
工学・生産技術の基礎となる諸問題を数値解析学的に解く方法を、理論とともにパソコンを使用した演習を行う。ニュートン法、統計、数値積分、常微分方程式の数値解法などの手法について学び、応用演習を行う。また、理工系の日本語作文トレーニングも行う。また、基礎学力の回復・維持、学生のモラル向上も目標とする。
教科書
C言語による電気・電子工学問題の解法  佐藤次男 著  (森北出版)
参考書
やさしく学べるC言語 福田良之介 著  (森北出版)
理工系の日本語作文トレーニング  若林敦 著  (朝倉書店)
授業の進め方
電子計算機を活用し学習効果を増進する。次の3点により、学習内容の定着を図り、実力の養成を達成する。(1)演習主体とし、手を動かし自ら考える学習を行う。(2)作図を多く取り入れ、数式の理解に図による理解を結合し、総合的理解を図る。(3)応用例や実用例に言及し、幅の広い知識を与える。併せて、常にモラル教育を意識し、教官と学生の緊張のある信頼関係を築き、学習効果を増す。
授業内容
1 学習に取り組む意義、学習方法、電子計算機の利用法
2 C言語計算の基本・演習
3 C言語プログラミングの基本・演習
4 C言語プログラミングの基本・演習
5 C言語繰り返し処理・演習
6 C言語繰り返し脱出、関数・演習
7 ニュートン法と問題点
8 C言語配列・演習、作文:事実と意見の区別
9 統計:平均値、標準偏差、作文:事実・意見の記述法
10 統計:相関係数、エクセルによる図示
11 数値積分、作文:正確・明快・簡潔な文 
12 数値積分:重積分
13 連立方程式
14 常微分方程式
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を30%、問題演習を60%、授業中の発表・質疑応答を10%で評価する。
学生へのメッセージ
本授業は工学・生産技術の基礎であり、将来の応用範囲は広い。基本事項とともに、応用例や実用例に極力言及するので、実社会・日常での事例にも関心を持ち、基礎・応用両面での理解を深めること。授業内容の定着を図るために演習やコンピュータによるトレーニングを行うので、積極的に参加すること。日々の努力を重視する成績評価の方法を採用しているので、授業中のマナーに気をつけて授業への集中に努力することも含め、毎回の授業を大切に受けること。学習に取り組む意義をよく考え、知識と心の両面において成長を図ること。
学習・教育目標(デザイン工学)  A-1 学習・教育目標(生物応用化学)