授業科目 担当教員 開講期
国文学
(Japanese Literature)
野田 善弘 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
68130 1年 全専攻 選択(SG) 2単位
授業目標
近代における日本と中国の関係を中心軸にすえて、日本の文学者たちが中国に対して、どのように向き合ってきたかについて理解する。これを通して、中国との交流が盛んになっている現代の情勢の中で、私たちが日本人としてどう中国に対していくべきか考えさせるとともに、そうした問題に関して、自己の考えを表現する能力を養う。
教科書
自作プリント
参考書
近藤篤山−小松の文化と教育  (小松町教育委員会)
上海游記・江南游記  芥川龍之介 著  (講談社文芸文庫)
満州鉄道まぼろし旅行 川村湊 著  (ネスコ)
大地の子(全四冊)  山崎豊子 著  (文春文庫)
『大地の子』と私  山崎豊子 著  (文芸春秋) 
授業の進め方
講義形式を主とする。
レポートや小作文を課す。
期末試験は論述式で行う。
視聴覚教材を用いる場合がある。
授業内容
1 現代中国の風景
2 新居浜と中国−近藤篤山・広瀬宰平の漢詩
3 明治・大正日本と中国
4 大正作家の中国旅行(1)−谷崎潤一郎
5 大正作家の中国旅行(2)−芥川龍之介
6 戦時期作家の中国体験−石川達三と火野葦平 
7 『大地の子』を読む(1)−作品について
8 『大地の子』を読む(2)−満州国について
9 『大地の子』を読む(3)−日中戦争について
10 『大地の子』を読む(4)−文化大革命について
11 『大地の子』を読む(5)−戦後の日中関係について
12 『大地の子』を読む(6)−残留孤児問題について
13 戦後作家の戦争観(1)−司馬遼太郎他
14 戦後作家の戦争観(2)−司馬遼太郎他
15 期末試験
成績評価の方法
レポートおよび小作文(50%)、試験(50%)で評価する。
学生へのメッセージ
科学技術の分野においても、今や中国との関係は重要である。主体的に取り組んでほしい。
なお、本講義は、本科4年に開設されている「国語4」および5年に開設されている「国語特講」(選択)と関連する。
学習・教育目標(デザイン工学)   学習・教育目標(生物応用化学) C-1、D-3