授業科目 担当教員 開講期
人間と倫理
(Human Beings and Ethics)
谷本 修治 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
68110 2年 全専攻 必修 2単位
授業目標
代表的な倫理・哲学思想の学習を通じて、倫理をめぐる議論の展開と広く人間としての倫理について考えさせる。工学倫理関連の事例研究を通じて、現代社会の特質と現代社会における技術者の役割と責任について考えさせる。
教科書
人間と倫理プリント 
参考書
哲学 原典資料集  山本巍 他訳  (東京大学出版会)
世界の名著  (中央公論社)
はじめての工学倫理  齋藤了文、坂下浩司 編  (昭和堂)
技術倫理1  C.ウィトベック 著  (みすず書房)
技術者の倫理入門  杉本泰治、高城重厚 著  (丸善)
授業の進め方
おもに講義形式で行う。必要に応じて資料プリントを配布する。工学倫理関連では必要に応じてビデオ教材を利用する。第7週終了の段階でレポート提出。
授業内容
1 われわれにとって倫理とは(授業ガイダンスを含む)
2 「うまく生きる」か「よりよく生きる」か:ソフィスト対ソクラテス
3 よりよく生きるには:プラトン、アリストテレス
4 西洋倫理思想の特徴:カントの倫理思想
5 西洋倫理思想の特徴:イギリス功利主義
6 実存主義の倫理:キルケゴール、ニーチェ
7 実存主義の倫理:ヤスパース、ハイデッガー、サルトル
8 技術と技術者:工学倫理とは
9 最近の事例から工学倫理を考える(1)
10 最近の事例から工学倫理を考える(2)
工学プロジェクトの特質について考える 
11 リスクマネジメントの考え方
:日本政府のBSE対応とメリルリンチ証券のテロ対応
12 航空機事故とヒューマンエラー
13 アポロ13号事故について考える
14 環境と技術者:環境倫理の考え方
15 期末試験
成績評価の方法
期末試験(小論文形式)(50%)とレポート(50%)により評価する。
学生へのメッセージ
資料を読むにあたっては、細かなことにとらわれることなく大筋を把握するようこころがけること。
学習・教育目標(複合融合)   学習・教育目標(生物応用化学) A-2、D-3