「学生向け知的財産セミナー(中級)」を開催

 平成25年度から、高専機構と日本弁理士会との連携・協力の推進に関する協定を締結に伴い、知的財産の普及啓発や知的財産の知識を有する人材育成等を協力して行うため、弁理士会による学生向け知的財産セミナーを開催しています。本校は、平成25年度の初級レベルに引き続き、弁理士会から派遣された2名の講師をお迎えし「平成27年度日本弁理士会高専学生向け知的財産セミナー(中級レベル)」を開催しました。平成27年度は、17高専で初級〜上級レベルのセミナーを開催しています。参加者は生物応用化学科5年生(24名)で、その他に知的財産教育に係わる教員(3名)も聴講しました。

 本セミナーでは、前半の講義で発明をする上で大切な考え方(従来技術の把握、従来技術の課題、課題を解決するための手段、それによってもたらされる発明の効果)、すなわち発明ストーリーを説明していただきました。断面が「六角形の鉛筆」という発明があった場合、断面が円形の鉛筆との違いを、発明としてどのように把握すればよいのか、この発明の本質とは何かなどについての内容でした。後半の実技で学生が6グループに分かれ、鉛筆を題材にして発明ストーリーを考え、グループ毎に発表を行いました。

日 時平成27年12月18日(金) 10時30分〜12時00分
場 所第一会議室
講 師弁理士・丹生 哲治 先生(弁理士会・知的財産支援センター/大分県中津市)
弁理士・小笠原 宜紀 先生(四国中央市)
セミナー風景