【3/3〜3/5】第12回種子島ロケットコンテストに本校チームが出場しました。
3月3日(木)から5日(土)にかけて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターにて標記大会が開催され、本校電気情報工学科5年 泉 大地 さん及び 尾崎 大二郎さんが卒業研究を通じて製作した衛星機能モデル(CanSat)が、「ペイロード部門」に出場しました(コンテスト当日は尾崎さんが欠席となり、代役として同学科5年 松中 宏樹 さんが出場しました)。
「ペイロード部門」は、CanSatの性能を競うもので、大会実行委員会が用意する気球にCanSatを搭載し、高度50m以上に上昇させ、空中でCanSatを放出します。その後、CanSatが自律制御により飛行または走行して、あらかじめ指定した目標ポイントの近くに到着できるかを競います。また、CanSatが自律制御を行った証拠となる「制御履歴データ」の提出が求められます。今回は全国の大学・高専から合計30チームが参加していました。
本校から出場したCanSatは着陸後に走行するタイプで、GPS受信機により座標を取得し目的地を目指します。本校チームは、着地から目的地到着までの流れを繰り返し実験し、CanSat本体における走破性能の向上だけでなく、着地検出の仕組み等を工夫した上でコンテストに臨みました。
結果は、落下時にパラシュートが完全には開かず、着地時の衝撃が大きかった上に、着地の姿勢も悪く、本体が損傷してしまいました。その後、走行開始には至ったのですが、本体の損傷が走行の妨げとなり、結果として目的地には到達しませんでした。しかしながら着陸後に走行を開始し、データも得られたことが評価され、「敢闘賞(日本宇宙フォーラム賞)」を受賞しました。
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機体審査の様子(CanSat機体名:M2-D2) |
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パラシュートを切り離し、動作を開始したM2-D2 |
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表彰式・技術者との交流会にて |
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