【8/5】小・中学校理科教員 夏季実技研修会を開催しました。
8月5日(月)、新居浜市内の小・中学校の理科教員を対象に夏季実技研修会(後援 新居浜市教育委員会)を開催しました。本研修会は、児童生徒の理科や科学技術に対する興味関心を高め、知的探求心を育成することを目的としており、教員に理科実験や専門的な内容を紹介する機会として、毎年開催しているもので、今回は13名の参加がありました。
本年度は、「磁性流体の合成と磁石を使った実験」と題し、実際の医療にも用いられる磁性材料(マグネタイト)の合成と、磁石に関する実験を行いました。
磁性流体の合成実験では、本校生産工学専攻2年生の2名が講師となり、磁性流体の作成を行いました。参加者は、様々な薬品を合成し、完成した磁性流体がスパイク構造になる様子に驚きと達成感を味わった様子でした。
磁石に関する実験では、本校環境材料工学科の平澤英之助教が講師となり、ネオジウム磁石によって1円玉が動く様子を披露するなどし、磁性や永久磁石の作り方、キュリー温度等についての説明を行いました。その後、参加者たちは思い思いの形に仕上げた粘土にネオジウム磁石を埋め込んで、低温で焼くことにより、自分だけの磁石を作成しました。
参加者からは、「磁性流体が完成し、ネオジウム磁石を近づけた時に針状のものが見られたときは感動した。」、「児童と一緒にオリジナル磁石作りをしてみたい。」などの感想がありました。
主催した本校ものづくり教育支援センターでは、地域に身近な高専として小・中学校の理科教育の一助となるよう、今後もこのような活動に取り組んでまいります。
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校長挨拶 |
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平澤助教による説明 |
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薬品を秤量中 |
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磁性流体によるスパイク構造 |
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粘土を使って形成中 |
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完成したオリジナル磁石 |
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