科学技術の研究開発や理解増進などに貢献した研究者を表彰し、科学技術に携わる者の意欲向上と科学技術水準の向上を目的とした「科学技術分野の文部科学大臣表彰」について、本年度、電子制御工学科 福田京也教授が研究部門で、生物応用化学科 桑田茂樹教授、西井靖博准教授が理解増進部門で選ばれ、4月16日(火)に文部科学省で表彰式が行われました。
本校の受賞は昨年に続き2回目となります。以下に受賞内容を紹介します。
❀科学技術賞 研究部門❀
『超高感度センサのためのCPT及び光磁気共鳴の研究』
電子制御工学科 教授 福田 京也
(株式会社 日立製作所と共同受賞)
本研究は、極微弱な磁気信号を計測できる超高感度磁気センサーの基礎技術を開発したもので、従来技術より10倍の高感度、低価格、小型化した機器の開発ができると見込まれます。この技術は心臓疾患の早期発見に有効と考えられる心磁図測定に応用でき、今後の医療技術の進歩と普及に寄与できると期待されています。
❀科学技術賞 理解増進部門❀
『出前授業による環境及びエネルギー問題の理解増進』
生物応用化学科 教授 桑田 茂樹
生物応用化学科 准教授 西井 靖博
本活動は、小中学生の理科離れの問題、東日本大震災後の「地球環境に配慮したエネルギー問題」に対して、環境に意識を持たせる理科教育として、小中学校、地域社会、地元企業の協力のもと実施してきました。
特に年齢の近い高専生が「テーマの企画・立案」、「教材(実験装置やテキスト)の作成」等に携わることで、小中学生が環境・エネルギー問題について身近に感じられるとともに、高専生のコミュニケーション能力、問題解決能力等の向上にもつながっています。
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