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【7/30】鳥人間(とりにんげん)コンテストに本校の鳥人間航空研究部が出場しました。

 7月30日(土)・31日(日)の2日間、滋賀県彦根市の琵琶湖東岸において第34回鳥人間コンテスト選手権大会(2011 JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY)が開催され、30日の滑空機部門に、本校の鳥人間航空研究部(新居浜高専 Team Migrant)が出場しました。

 この大会は、自作人力飛行機による飛行距離を競うものです。今大会は、「滑空機部門」・「人力プロペラ機ディスタンス部門」の飛行距離競技と、一定条件下で達成時間を競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」の3部門で実施され、厳しい書類審査を通過した「滑空機部門」20チーム、「人力プロペラ機ディスタンス部門」11チーム、「人力プロペラトライアル部門」7チームが琵琶湖に設置されたプラットホームから離陸しました。

 大会当日は、新居浜高専 Team Migrantが滑走順を待って待機していた際に、前線の通過による突風と土砂降りの雨に見舞われ、メンバーは本校から駆けつけた応援団とともにずぶ濡れになりながら機体の防水保護を行いました。一時は悪天候により大会の続行も危ぶまれましたが、会場の思いが通じたのか天候は回復し、競技は続行となりました。

 天候回復後は、滑空するのに重要な風が止み、かつ足元が濡れて滑るプラットフォームからの離陸に各チームが苦戦。そんな中で、新居浜高専 Team Migrantは機体を押し出す学生とパイロットの学生との息がぴったりと合い、完璧な離陸に成功しました。

 雨に濡れ機体の左右のバランスが変化してしまったのか、水平に飛び出した機体は、惜しくも左旋回ののち急降下してしまい、記録は30.94mでした。目標の飛行距離には及びませんでしたが、新居浜高専Team Migrantの一同は、手応えを感じたようでした。今大会の模様は、8月19日にテレビ放映されました。

 なお、鳥人間コンテスト選手権大会への出場に際し、ユースエンジニアリング株式会社、ユースハイテック株式会社、マルホ発條工業株式会社、愛テクフォーラムより飛行機製作活動資金の援助をいただいております。

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新居浜高専で機体を整備するメンバー
垂直尾翼取り付け
新居浜高専 Team Migrant -琵琶湖駐機場にて
Migrant(渡り鳥)には、毎年琵琶湖に渡りたい
という思いが込められています。
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