平成29年度 シラバス
授業科目
材料力学3
担当教員
越智 真治
開講期
通年
科目番号
110502
対象学年・学科・コース
5年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
材料力学1,2より続く内容である.これまでに学習した内容の総復習の演習をしながら,材料力学的に適切な形や構造の考え方について学習する.また,異種材料からなるはりの問題,ひずみエネルギーの理論,短柱の核と長柱の座屈について具体的問題の解法を修得する.
到達目標
  1. 機械設計技術者試験レベルの問題が解けるようになること.
  2. 異種材料からなるはりに生じる曲げモーメント,応力に関する理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できること
  3. 曲げとねじりを受ける軸についての理論および実験公式を理解し,具体的問題をに適用できること
  4. ひずみエネルギーとカスチリアーノの定理の理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できること
  5. 偏心荷重の生じる柱に関する理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できること
  6. 柱の座屈に関する理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できること.
教科書
材料力学  中島 正貴 著   (コロナ社)
配布資料
参考書
材料力学(第3版)  黒木 剛司郎 著   (森北出版)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 総復習問題演習(応力とひずみ) 1
2 総復習問題演習(応力とひずみ) 1
3 総復習問題演習(引張および圧縮) 1
4 総復習問題演習(引張および圧縮) 1
5 総復習問題演習(ねじり) 1
6 総復習問題演習(ねじり) 1
7 中間試験
8 総復習問題演習(はりの曲げ) 1
9 総復習問題演習(はりの曲げ) 1
10 総復習問題演習(はりに生じる応力) 1
11 総復習問題演習(はりに生じる応力) 1
12 総復習問題演習(はりの変形) 1
13 総復習問題演習(はりの変形) 1
14 総復習問題演習(はりの変形) 1
15 期末試験
後期 自己点検
1 異種材料からなるはり 2
2 曲げとねじりを受ける軸 3
3 引張り・圧縮におけるひずみエネルギー 4
4 せん断とねじりによるひずみエネルギー 4
5 はりのひずみエネルギー 4
6 問題演習 2,3,4
7 中間試験
8 カスティリアーノの定理 4
9 カスティリアーノの定理の応用 4
10 偏心荷重の作用する柱 5
11 柱の座屈 6
12 拘束条件の異なる柱の座屈 6
13 実際の柱の座屈 6
14 問題演習 4,5,6
15 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 機械設計技術者試験レベルの問題を解くことができ,合格レベルである 機械設計技術者試験レベルの問題を参考資料を見ながらであれば解くことができる 機械設計技術者試験レベルの問題が解けない A・B・C
2 異種材料からなるはりに生じる曲げモーメント,応力の理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できる 異種材料からなるはりに生じる曲げモーメント,応力に関する基礎的な問題を解くことができる 異種材料からなるはりに生じる曲げモーメント,応力を求めることができない A・B・C
3 曲げとねじりを受ける軸についての理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できる 曲げとねじりを受ける軸についての基礎的な問題を解くことができる 曲げとねじりを受ける軸についての問題を解くことができない A・B・C
4 ひずみエネルギーとカスチリアーノの定理の理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できる ひずみエネルギーとカスチリアーノの定理に関する基礎的な問題を解くことができる ひずみエネルギーとカスチリアーノの定理に関する問題を解くことができない A・B・C
5 偏心荷重の生じる柱に関する理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できる 偏心荷重の生じる柱に関する基礎的な問題を解くことができる 偏心荷重の生じる柱に関する問題を解くことができない A・B・C
6 柱の座屈に関する理論および実験公式を理解し,具体的問題に適用できる 柱の座屈に関する基礎的な問題を解くことができる 柱の座屈に関する問題を解くことができない A・B・C
到達度評価
この科目は学修単位科目であるので,(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする.
したがって,科目担当教員が課した課題の内,{(90時間−講義時間)×3/4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない.(各課題ごとの時間は担当教員が設定する.)
定期試験ごとに,定期試験を80%、提出物を20%として評価する.
履修上の注意
本科目は,材料力学1および材料力学2の内容と連携している.各種機械構造物の設計等においては,様々な応力状態における材料力学的知識による解析が不可欠である.材料力学1,2および本講義の内容を修得すれば,実機の設計等に十分役立つ.教科書・配布資料・板書を中心に講義を進め、内容の理解と応用力養成のため問題演習を多く行う.電卓を準備すること.
事前学習・自己学習・関連科目
授業内容に対応する教科書および配布プリントの内容を事前に読んでおくこと.課題として,授業の復習となる演習問題を課すのでしっかり解けるようになっておくこと.材料力学1,材料力学2の知識が必要となるのでよく復習しておくこと.
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) B-2
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)