平成29年度 シラバス
授業科目
非金属材料
担当教員
(高橋)・(神野)
開講期
後期
科目番号
110501
対象学年・学科・コース
5年 機械工学科
単位区分
選択必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
金属材料学で学んだ材料以外の材料(無機材料・有機材料)について、その構造、物性および製法などについて学習する。また、最近開発されつつある新素材について、その特性や製法について学び、また、どのような分野で利用されているか理解することを目標とする。
到達目標
  1. 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを理解できること
  2. 無機材料や有機材料を構成している原子の構造と化学結合との関係について理解できること
  3. 無機材料や有機材料の製造方法について理解できること
  4. 無機材料、有機材料の加工法,実用例を理解できること
教科書
配布プリント
参考書
はじめて学ぶセラミックス化学、(社)日本セラミックス協会編
トコトンやさしいセラミックスの本 、(社)日本セラミックス協会編、日刊工業新聞社
セラミックスの基礎科学  守谷佑介、笹本 忠、植松敬三、伊熊泰郎 共著 内田老鶴圃
高分子材料概論  鴨川 昭夫、五十嵐 哲 共著  森北出版
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 人間生活とセラミックス 1
2 原子の構造と化学結合 2
3 固体構造と物性 2
4 固体構造と物性 2
5 セラミックスの合成プロセス 3
6 セラミックスの性質とその応用(陶磁器、ガラス、セメント) 4
7 セラミックスの性質とその応用(ファインセラミックス) 4
8 中間試験
9 有機材料の構造と特性(各種プラスチックス) 1
10 高分子とは-その1 低分子から高分子へ 高分子合成
連鎖反応(ラジカル重合)
2
11 高分子とは-その2 低分子から高分子へ 高分子合成2
ラジカル重合・共重合他 汎用プラスチックス
3
12 高分子とはーその3  高分子合成
遂次重合(重縮合) エンジニアリングプラスチックス
4
13 高分子の物性-高分子の結晶・非晶
粘弾性 ガラス転移温度 他
4
14 高分子の物性 その2
4
15 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを理解し,説明できる 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを資料を見れば理解できる 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを理解できない A・B・C
2 無機材料や有機材料を構成している原子の構造と化学結合との関係について理解し,説明できる 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを参考資料をみれば理解できる 無機材料や有機材料を構成している原子の構造と化学結合との関係について理解できない A・B・C
3 無機材料や有機材料の製造方法について理解し,説明できる 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを参考資料をみれば理解できる 無機材料や有機材料の製造方法について理解できない A・B・C
4 無機材料、有機材料の加工法,実用例を理解し,説明できる 無機材料や有機材料にはどのようなものがあるかを参考資料をみれば理解できる 無機材料、有機材料の加工法,実用例を理解できない A・B・C
到達度評価
第1週-中間試験までを前半部分、第9週-期末試験までを後半部分とする。
前半部分評価50%(うち試験80%+課題20%)および後半部分評価50%(うち試験80%+課題20%)で評価する。
履修上の注意
配布プリントを中心に板書形式で講義を進める。課題を適時実施して、講義内容の理解度を深める。また、関連する分野の科学記事などを紹介し、広く材料科学に関する内容への興味を深めてもらう。
事前学習・自己学習・関連科目
近年の先端産業分野を支えているのは「材料」であることを理解し、講義で紹介した内容に限らず、幅広く「材料科学」に関しての興味を深めて欲しい。
3年次に金属材料について学習した。本科目は、有機材料、無機材料など非金属材料について解説する。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) B-2
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)