平成29年度 シラバス
授業科目
工学実験1
担当教員
機械工学科全教員,岡田
開講期
通年
科目番号
110415
対象学年・学科・コース
4年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
3単位
授業概要・授業方針
機械工学に関する実験を通して現象を体験し、深く理解するとともに、実験データの整理法や報告書作成法に習熟することを目標とする。また、種々の器具、装置の取扱い方を習得することも目標とする。
到達目標
  1. グループで協力して実験準備および機器の操作が正しく遂行できること。
  2. 実験データを記録・整理し、グラフや表にまとめることができること。
  3. 実験データを理論と実際を比較しながら考察できること。
  4. 実験準備、実験結果、考察までを論理立ててレポートにまとめられること。
  5. 実験内容について口頭あるいは筆記でもって簡単に説明できること。
教科書
工学実験1テキスト(1・2・3サイクル別冊)  (新居浜高専・機械工学科)
参考書
なし
授業要目
 ※下記は昨年に実施されたテーマであるが,
設備などの使用状況に応じて変更や実施されないこともあります.

≪1サイクル≫
  ・レイノルズの実験・熱伝導率の測定・ダイヤルゲージの校正・2次元風洞乱流解析
  ・切削抵抗・リレーシーケンス制御・衝突力の測定

≪2サイクル≫
  ・金属組織実験・硬さ試験・燃料の発熱量の測定圧縮・抗折試験
  ・摩擦係数の測定・工具磨耗・三角堰

≪3サイクル≫
  ・金属材料の引張試験・数値解析実験・食塩の点滴による腐食・歯車の解析
  ・ピトー管による流速測定・石炭の工業分析・アンプの設計製作
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 協力して実験準備および機器の操作が正しく遂行できる。 協力して実験準備および機器の操作ができる。 実験準備・機器の操作を正しく遂行できない。 A・B・C
2 実験データを記録・整理し、グラフや表にまとめることができる。 実験データを記録・整理することができる。 実験データを記録・整理することができない。 A・B・C
3 理論と実験結果を比較・考察することができる。 実験結果を考察することができる。 理論と実験結果を比較・考察することができない。 A・B・C
4 実験準備、実験結果、考察までを論理立ててレポートにまとめることができる。 実験結果をレポートにまとめることができる。 レポートをまとめることができない。 A・B・C
5 実験内容についてよく理解し、簡単に説明することができる。 実験内容について、簡単に説明することができる。 実験内容について、理解できていない。 A・B・C
到達度評価
各テーマについて評価点を予習30%、レポート70%とする。また、各サイクル終了後に実施する全テーマの小テスト100%とし、すべてのテーマの評価点とテスト点を平均したものを総合評価とする。
内訳:[21部の予習レポート87.5%]+[3回の小テスト12.5%]。

なお、レポートが提出されない場合は単位を認めない。
履修上の注意
服装は安全性と機能性から作業服・安全靴を着用することが望ましい。
配付する「実験の留意事項」には評価方法等の重要事項が記載されているので熟読してください。
また、テキストの予習として各担当の先生の指示にしたがい実験目的・実験方法・図表などを清書し、実験前に提出してチェックを受けましょう。
原則として欠席者には補講は行わないので注意して下さい。
事前学習・自己学習・関連科目
実験後に提出するレポートは、これ学んできた専門科目で学んできた物性値や単位に注意して
データ整理し、わかりやすくグラフで表現できるように努めてください。
考察では教科書・参考書などの記述を理解し、それをもとに自分の考えを述べるように努めてください。実験実習の時間中にはレポート作成時間を設けないので、自習時間に計画的に作成し,提出期限に遅れないようにすること。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) C-1
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)