平成29年度 シラバス
授業科目
応用物理2
担当教員
山下 慎司
開講期
前期
科目番号
110403
対象学年・学科・コース
4年 機械工学科
単位区分
選択必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
応用物理2は応用物理1に続き、微分・積分などを利用して質点(二体系)の力学を学んだ後、剛体の力学について学ぶ。
到達目標
  1. 質点系および剛体の重心が計算できる。
  2. 質点系における重心の運動および重心に対する相対運動が理解できる。
  3. 回転に対する運動方程式を理解し、計算ができる。
  4. 慣性モ−メントの意味を理解し、質点・剛体についてその計算が出来る。
  5. 剛体の運動について必要な運動方程式を立て、総合的に解くことができる。
教科書
初歩から学ぶ基礎物理学 力学II 田洋一 他5名著 大日本図書
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 ガイダンス、質点系の重心 1
2 重心の運動 2
3 相対運動と換算質量 2
4 衝突(運動量保存則と反発係数) 2
5 角運動量と角運動量保存則 3
6 重心の運動に対する相対運動 2,3
7 中間試験 1,2,3
8 試験返却、剛体の重心 1
9 回転の運動方程式1 3
10 回転の運動方程式2 3,4
11 慣性モーメント 3,4
12 慣性モーメントの計算 4
13 慣性モーメントに関する定理 4
14 剛体の運動方程式2(回転運動) 3,4,5
15 剛体の運動方程式3(回転と並進運動) 3,4,5
16 期末試験 1,3,4,5
17 試験返却と剛体運動まとめ 1,3,4,5
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 重心の意味を理解し、質点系および剛体の重心を計算することができる。 重心の意味を理解し、質点系の重心を計算することができる。 質点系の重心を計算することができない。 A・B・C
2 質点系における衝突を含めた重心の運動、および重心に対する各質点の相対運動を理解し、その物理量の計算ができる。 質点系における衝突を含めた重心の運動を理解し、その物理量の計算ができる。 質点系における重心の運動についてその物理量の計算ができない。 A・B・C
3 回転に関する物理量の関係を理解し微分方程式を立てて計算することができる。 回転に関する物理量の関係を理解することができる。 回転に関する物理量の関係を理解することができない。 A・B・C
4 慣性モーメントの意味を理解し、質点および剛体の慣性モーメントの計算ができる。 慣性モーメントの基本的な意味を理解し、質点の慣性モーメントの計算ができる。 質点の慣性モーメントの計算ができない。 A・B・C
5 剛体の運動について必要な運動方程式を立て、総合的に解くことができる。 剛体の運動について必要な運動方程式を立てることができる。 剛体の運動について必要な運動方程式を立てることができない。 A・B・C
到達度評価
各定期試験80%、課題・宿題および小テスト等20%
履修上の注意
前期で終了する科目であり、試験の機会は2回しかない。
単位を修得せずに進級しても、評点が40点未満の場合は単位追認試験を受けられない。
機械工学では重要な力学であるので各々の試験において確実に到達目標を達成してほしい。
事前学習・自己学習・関連科目
「授業内容」に対応する教科書および配布プリントの内容を事前に読んでおくこと。
応用物理1の力学分野を十分に復習しておくとともに、数学で学習する微分・積分をしっかり理解しておくこと。
本科目は応用物理3と関連している。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) A
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)