平成29年度 シラバス
授業科目
確率統計
担当教員
三井正
開講期
前期
科目番号
110402
対象学年・学科・コース
4年 機械工学科
単位区分
選択必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
確率と統計に関する基礎知識を理解し,基本的な計算ができるようになる.
到達目標
  1. 1次元のデータについて簡単な統計処理ができること
  2. 2次元のデータについて、相関係数、回帰直線の計算ができること
  3. 確率の意味を理解し、計算ができること
  4. 確率分布の意味を理解し、平均および分散の計算ができること
  5. 二項分布について、確率・平均・分散の計算ができること
  6. 正規分布について、確率の計算ができること
教科書
高専テキストシリーズ 確率統計 高専の数学教材研究会編(森北出版)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 授業の進め方、度数分布表 1
2 代表値 1
3 分散と標準偏差 1
4 相関 2
5 回帰直線 2
6 試行と事象 3
7 確率の意味と性質 3
8 中間試験
9 試験返却、解説、反復試行 3
10 条件付き確率 3
11 確率変数と確率分布 4
12 確率変数の平均 4
13 確率分布の分散 4
14 二項分布 5
15 正規分布 6
16 期末試験
17 試験返却、解説
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 1次元のデータについて、代表値・散布度の計算ができ、散布度の意味を説明できる。 1次元のデータについて、代表値・散布度の計算ができる。 1次元のデータについて、平均・分散の計算ができない。 A・B・C
2 2次元のデータについて、相関係数・回帰直線の方程式を求めることができ、どのような目的で使われるか説明できる。 2次元のデータについて、相関係数・回帰直線の方程式を求めることができる。 2次元のデータについて、相関係数・回帰直線の方程式を求めることができない。 A・B・C
3 加法定理・乗法定理を使った確率の計算ができ、事象の独立の意味を説明できる。 加法定理・乗法定理を使った確率の計算ができる。 確率の計算ができない。 A・B・C
4 確率変数の平均・分散を計算でき、確率変数の関数の平均が理解できる。 確率変数の平均および分散を計算することができる。 確率変数の平均および分散を計算することができない。 A・B・C
5 具体的な問題に二項分布の計算を応用できる。 二項分布について、確率分布を計算することができる。 二項分布について、確率分布を計算することができない。 A・B・C
6 具体的な問題に正規分布の計算を応用できる。 一般の正規分布について標準化を行って確率を計算できる。 正規分布についての確率の計算ができない。 A・B・C
到達度評価
定期試験を80%、演習課題を 20%で評価する。
履修上の注意
授業では電卓(平方根の計算ができるもの)が必要です。
事前学習・自己学習・関連科目
この授業では,数学A-1 で学習した集合と数学B-2で学習した場合の数を基本とし、数学A-2で学習した積分法を用いて、様々な事象の起こる確率の計算やデータの解析を行います。事前にしっかり復習しておいてください。この他にも、3年生までに学習した数学の知識が必要です。面倒な計算もありますが、考え方・方法は難しくないので、自分の手で実際に計算することで、身につけるようにしてください。家庭や寮での学習を行い、指示に従って課題をきちんと提出すること。分からないところは積極的に質問してください。事前学習として、あらかじめ教科書を読んで、授業に臨んでください。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) A
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)