平成29年度 シラバス
授業科目
情報処理2
担当教員
藤原 昭彦
開講期
後期
科目番号
110310
対象学年・学科・コース
3年 機械工学科
単位区分

単位数
2単位
授業概要・授業方針
Visual Basicプログラムの演習を通して、コンピュータの動作や操作についての理解を深めるとともに
実用的なプログラムを作成するための基礎、技能を習得することを目的とする。
到達目標
  1. 変数の操作や標準関数による計算ができること
  2. 条件分岐を使った制御構造を作成できること
  3. 繰り返し処理を使った制御構造を作成できること
  4. 配列と繰り返し処理を使った基本的な計算ができること
  5. プロシージャを作成して利用できること
  6. 簡単な作図ができること
  7. ファイルの保存と読み込みができること
教科書
学生のための詳解 Visual Basic 山本昌弘・重定如彦著 (東京電機大学出版局)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 プロジェクトの作成、基本的なプログラミングの手順
2 フォームとコントロール、プロパティの編集
3 処理の流れとイベント駆動型プログラム
4 変数と演算、関数 1
5 条件分岐 2
6 繰り返し処理 For 文 3
7 繰り返し処理 Do While 文 3
8 中間試験
9 試験返却、解説、1次元配列 4
10 2次元配列 4
11 Sub プロシージャ 5
12 Function プロシージャ 5
13 グラフィックス 6
14 ファイル処理 7
15 プログラミングとアルゴリズム
16 期末試験
17 試験返却、解説
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 データ型を理解して変数定義、変数やコントロールの値を使用した計算、標準関数を使用しての計算がエラーを発生しないようにできる。 変数定義、変数やコントロールの値を使用した計算、標準関数を利用しての計算ができる。 変数の定義や計算処理ができない。 A・B・C
2 複雑な条件で条件分岐処理が記述できる。 簡単な条件で「If」、「If ElseIf」、「Select Case」を使った条件分岐処理が記述できる。 条件分岐処理が記述できない。 A・B・C
3 「For Next」と「Do Loop」の特徴を理解した使い分け、「Do Loop」の継続条件、終了条件、前判定、後判定を理解し使用できる。 「For Next」、「Do Loop」を使った繰り返し処理が記述できる。 繰り返し処理が記述できない。 A・B・C
4 2次元配列の意味を十分に理解し、行や列の処理、各要素へのアクセスが自由にできる。 2次元の配列変数を「For Next」を使用して処理できる。 配列変数が処理できない。 A・B・C
5 実引数、仮引数の意味を理解し、自由にデータを受け渡しできる。 Subプロシージャ・Functionプロシージャを理解し、仮引数と戻り値でデータの受け渡しができる。 プロシージャを記述できない。 A・B・C
6 基本図形を組み合わせて簡単な絵を描くことができる。 線・四角・円の基本図形を描くことができる。 図形を描くことができない。 A・B・C
7 ダイアログボックスを使用してファイルの保存と読み込みを自由にできる。 ファイルを標準保存場所へ保存したり読み込むことができる。 ファイルの保存と読み込みができない。 A・B・C
到達度評価
定期試験(60%)と課題提出(40%)として評価する。
履修上の注意
事前学習・自己学習・関連科目
「授業内容」に対応する教科書の内容を事前に読んでおいてください。また、関連する内容について復習しておいてください。
本科目の内容は情報リテラシー、情報処理1と連携しており、数値計算、計測工学のための基礎となります。
最初は難しいと思うかもしれませんが、良く考えて積極的に課題に取り組めばだんだんとわかってくるはずです。また、課題を自分で作ってそれをプログラムにすることができればプログラミングが楽しくなってくるでしょう。ちょっと出来そうにないと思えるようなものにも挑戦してみましょう。