平成29年度 シラバス
授業科目
総合実習
担当教員
平田 傑之
開講期
通年
科目番号
110308
対象学年・学科・コース
3年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
3単位
授業概要・授業方針
工作実習での実践の基礎のうえに理論が生まれ、理論が実践を効果的にするとともに、実践が理論を発展させるものである。機械工作法は技術の根幹をなすものであり、鋳造、鍛造、溶接、手仕上げ及び各種工作機械の実習により、理論と実践との融合を授業目標とする。
到達目標
  1. 鋳鉄の鋳込みができる。
  2. 炭酸ガス溶接、不活性ガス溶接の基本作業ができる。
  3. 測定機器の正確な読み取りができる。
  4. 旋盤の加工精度を0.03程度にできる。
  5. ホブ盤を用いて歯車を作ることができる。
教科書
プリント(かみ合いクラッチ式歯車変速機の図面)
参考書
なし
授業要目
 かみ合いクラッチ式歯車変速機の製作及び運転試験並びに鋳造、溶接の実習および技術調査
第1週〜第5週
工程表の作成と部品の製作及び検査並びに鋳造、溶接の実習および技術調査
第6週〜第10週
部品の製作及び検査並びに鋳造、溶接の実習および技術調査
第11週〜第15週
部品の製作及び検査並びに鋳造、溶接の実習および技術調査
第16週〜第20週 
部品の製作及び検査並びに鋳造、溶接の実習および技術調査
第21週〜第25週 
組立て及び検査、運転試験並びに鋳造、溶接の実習および技術調査
第26週〜第30週
調整及び運転試験並びに鋳造、溶接の習熟実習および技術調査
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 鋳鉄の鋳込みが品質よくできる。 鋳鉄の鋳込みができる。 鋳鉄の鋳込みできない。 A・B・C
2 炭酸ガス溶接、不活性ガス溶接の作業ができる。 炭酸ガス溶接、不活性ガス溶接の基本作業ができる。 炭酸ガス溶接、不活性ガス溶接の基本作業ができない。 A・B・C
3 測定機器を適切に選択できる。 測定機器の正確な読み取りができる。 測定機器の正確な読み取りができない。 A・B・C
4 旋盤の加工精度を適切に実現できる。 旋盤の加工精度を0.03程度にできる。 旋盤の加工精度を0.03程度にできない。 A・B・C
5 ホブ盤を用いて段取り替えをして歯車を作ることができる。 ホブ盤を用いて歯車を作ることができる。 ホブ盤を用いて歯車を作ることができない。 A・B・C
到達度評価
評価は実習の技術(50%)、関心(10%)工夫(10%)及び報告書(30%)により総合的に評価する。
見学した場合の評価は80点満点とする。
欠席した場合の評価は0点とする。
履修上の注意
安全マニュアルにある実習の遵守事項を守り,怪我をしないように注意をすること。
実習中は実習服等を正しく着用すること。実習服を忘れた者あるいは注意を聞かない者は見学させる。

教員1名、技術員5名計6名で、5班編成で実施する。それぞれの班に班長及び副班長を置く。
班長は班を統括し、副班長は班長を補佐する。
報告書を次回実習時に提出する。
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:講義(機械工作法)の内容が実習中いたるところに出てくるため、思い出しながら良く注意して実習して欲しい。
関連科目:機械工作法,工作実習2