平成29年度 シラバス
授業科目
機械工作法
担当教員
平田 傑之
開講期
通年
科目番号
110203
対象学年・学科・コース
2年 機械工学科
単位区分
選択必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
機械工作法は技術の根幹をなすものである。機械工作法(講義)においては、鋳造、塑性加工、溶接、切削及び研削の概論を講義し、工作実習での実践により、理論と実践との融合を授業目標とする。
到達目標
  1. 鋳造について理解できること
  2. 塑性加工について理解できること
  3. 溶接について理解できること
  4. 切削加工について理解できること
  5. 研削加工について理解できること
  6. 精密加工および特殊加工について理解できること
  7. プラスチック成形加工について理解できること
教科書
機械工作法(増補)  平井 三友 他著  (コロナ社)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 ガイダンス,各種工作法について
2 鋳造(模型,鋳型) 1
3 鋳造(溶解,鋳造及び鋳物処理) 1
4 鋳造(鋳造用金属材料) 1
5 塑性加工(塑性加工の特徴) 2
6 塑性加工(自由鍛造及び型鍛造) 2
7 塑性加工(圧延の基礎,圧延機の種類と特徴) 2
8 塑性加工(プレス加工,その他の塑性加工法) 2
9 溶接(ア−ク溶接法の原理,各種溶接法) 3
10 溶接(電気抵抗溶接法の原理,各種溶接法) 3
11 溶接(圧接法) 3
12 溶接(母材局部の熱影響) 3
13 切削加工(切削理論) 4
14 切削加工(切削温度,面あらさ) 4
15 切削加工(切削工具) 4
後期 自己点検
1 切削加工(工具寿命) 4
2 切削加工(旋削加工) 4
3 切削加工(穴あけ,中ぐり加工) 4
4 切削加工(フライス加工) 4
5 切削加工(形削り,平削りなど) 4
6 切削加工(ブローチ加工など) 4
7 切削加工(歯切り加工) 4
8 研削加工(研削理論) 5
9 研削加工(研削砥石) 5
10 研削加工(各種研削法) 5
11 精密加工及び特殊加工(ホーニングなど) 6
12 精密加工及び特殊加工(超音波加工など) 6
13 精密加工及び特殊加工(レーザ加工) 6
14 精密加工及び特殊加工(放電加工) 6
15 プラスチック成形加工 7
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 各種鋳造法の鋳型構造,作り方や鋳物の欠陥とその検査方法を適切に選択できる。 各種鋳造法の鋳型構造,作り方や鋳物の欠陥とその検査方法を説明できる。 各種鋳造法の鋳型構造,作り方や鋳物の欠陥とその検査方法を説明できない。 A・B・C
2 各種塑性加工技術の特性を説明できる。 各種塑性加工技術の特性を理解できる。 各種塑性加工技術の特性を理解できない。 A・B・C
3 溶接の種類、方法を選択できる。 溶接の種類、方法を説明できる。 接合の種類、方法を説明できない。 A・B・C
4 切削加工の原理,各種機械の刃物の種類,切りくずの形態,構成刃先などより高度な説明ができる。 切削加工の原理,各種機械の刃物の種類,切りくずの形態,構成刃先などを説明できる。 切削加工の原理,各種機械の刃物の種類,切りくずの形態,構成刃先などを説明できない。 A・B・C
5 研削加工の原理,砥石の構造,各種研削盤の種類などより高度な説明ができる。 研削加工の原理,砥石の構造,各種研削盤の種類などを説明できる。 研削加工の原理,砥石の構造,各種研削盤の種類などを説明できない。 A・B・C
6 精密加工および特殊加工の原理を説明できる。 精密加工および特殊加工の原理を理解できる。 精密加工および特殊加工の原理を理解できない。 A・B・C
7 プラスチック成形加工の種類を説明できる。 プラスチック成形加工の種類を理解できる。 プラスチック成形加工の種類を理解できない。 A・B・C
到達度評価
前・後期定期試験及び前・後期中間試験をそれぞれ100点満点で評価し、その平均点を最終評価(100%)とする。
履修上の注意
工作実習は、講義の理解に大変役立つ。また、講義は実習の工夫や興味を呼び覚ます。
実習でしたことを思い浮かべながら、講義を聴いて欲しい。
履修上の注意:ノートを準備し、シラバスを貼り付けておくこと
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:教科書及び実習テキストでの予習
関連科目:工作実習1・2